中国雲南省の少数民族的風景

2008-09-11

 中国の雲南省は少数民族の宝庫といわれています。
 その雲南へ少数民族であるモソ人の四川省との辺境にある村をを訪れたのは2003年の晩秋(といっても現地では雨季と乾季の二つの季節しかないので乾季にあたります)の事です。その村は2年前に電気が通ったばかりで、村のあちこちに真新しい電柱がそびえ、多くの若者は人民解放軍の服を着ていました。この地域、元来地震が多く10年に大地震が起こったおり、救助活動のした人民解放軍が現地では人気があり、そういった光景が見られたそうです。
 さてこのモソ人達は、中国では民族として認められていない為、彼らの多くは周辺に多いナシ族として登録しているそうですが、中にはこの事に対する抵抗意思表示としてモンゴル族として登録する人もいるとか。国が民族を認める認めないというのも変な話ですね。そもそも民族は生まれた時からその民族であって、国際結婚しようが民族は変らないはず。国籍は別ですがね。日本は日本民族だけと言いますが、日本でも厳密に分ければ民族はいるように思います。少なくともアイヌ民族や琉球民族は別の民族だろうし、上代の頃はもっとたくさんの民族がいたのだと思うけれど、長年の混血化で日本民族に集約されたというのは周知の事実。
 話は戻って、モソ人の村ですが・・同行した年配の方々が口にしていたのが、子供の頃の日本の姿となんら変らないと言う事。村には舗装されている道などなく、メインストリートは人がメインで、道の両脇には小さな商店がポツリポツリと並ぶ。ただ村といっても常に人の気配はしていて活気がある。またご飯時になると家々から炊事の煙が立ち昇り、人々は各家の庭に集まってくつろいだりしている。そこには人と人との交流があり、何よりも人間主体の生活が見えてくる。 


2003年秋に雲南省麗江から玉龍雪山の麓へ向かう途中に咲いていた花。
高地なので、空や雲が近い。雲南の名前にも「雲」と言う時がはいっているけど、雲が近いからだろうか?

 
 

この麓の村で始めてチベット族に出会った。普段は放牧をしながらお土産屋を営んでいた。
チベット自治区以外でも、雲南省や四川省には多くのチベット族が住んでいる。今のチベット騒動でチベット自治区以外のチベット族の人々は大丈夫だったのだろうか?