思い出のオリンピック〜リレハンメル1994


いよいよ4年に一度の冬の大イベント冬季オリンピックが始まった。
ロシア初(そうか、ロシアになってからは夏も冬もなかったのか・・・)黒海沿岸のソチという街。調べてみるとロシアの中でも南に位置するリゾート地。冬でも日中の平均気温が6度という比較的温暖な地みたいです。また、この地は歴史のうえでも重要な土地でロシア、グルジア、トルコなどの間で何度も戦闘が起こった土地らしい。近年のロシアの民族テロの話もあってか素晴らしい競技を期待する傍ら何事も無く終わって欲しいという気持ちも生まれてくる。

さて、冬季五輪というと一番思い出にあるのが「リレハンメルオリンピック」だ。
ソチ五輪の日も大雪だったが、リレハンメルオリンピックの開会式の日も、珍しく雪が降り友人宅に仲間で集まって鍋つつきながら開会式をみていたいたように思う。今思うと、小国で行われた最後のオリンピック。コンパクトな地域での開催で環境に配慮した各種設備が開催の決め手となったとか。そんな話がふと頭によぎり、懐かしくなったのでソチ五輪の開会式の前にYoutubeで開会式を探してそちらをまた観てみた。

当時の思い出にふけっている面もあるにはあるが、小国ノルウェーだからこそできる手作りの開会式の姿に「じ〜ん」と涙が出てくる。
まだITがそこまで一般化していない時代というのもあるけれど開会式の一つ一つに人の温もりを感じる。とある家族の進行のもとノルウェーの民族文化が音楽とダンスなどのパフォーマンスを交えて紹介されてゆく。トナカイのソリやバイオリン弾き、北のサーミ人の音楽やノルウェーの人の昔ながらの冬の生活ぶりを伺うことができる。そしてクライマックスは王族の登場。ノルウェーの王族は国民との距離かものすごく近い。また、この当時王子自体がそれなりのアスリートだったと記憶している。(最後の聖火ランナーの走者だった。)ノルウェーの開会式は大国がやる「うちの国のパフォーマンスはこれだけ凄いぞ!」とアピールするのではなく「みなさんわざわざこの小国へ来てくれてありがとう、僕らの国はこんな国です」と紹介している感じだろうか・・・

近年のITをふんだんに取り入れ芸能との融合を目指したイベント的開会式もそれはそれで凄いと思うが、何処か人間的な開会式も改めてみると新鮮だ。今の商業化に進んでしまったオリンピックでは小国が開催することはとても難しいだろうが・・・。