屋根の形からの文化論「日本の集合住宅」
屋根には民族のアイデンティティーがよく現れると言います。多摩は建て売りの集合住宅が多いのですがこちらもふと観ると屋根が瓦になっています。おそらくこの瓦は一戸建てと同じものを使用していると思うのですが、こういったこだわりが昭和の末から現れ始めています。 団地というとコンクリートの箱形というイメージがありますが、これらは階層型の長屋と言った所でしょうか。 ちなみに瓦は戦国時代頃から京都を中心に始まった ...
ニュータウン比較「ペデストリアンの使い方」
多摩のペデストリアンですが、住宅地の中を網の目のようにはっている事は以前書いたかと思います。つくばも同様にありますが、一番の違いは、住宅からのアプローチと整備のされ方だと感じています。 つくばのは人もまばらで森の中のうっそうとした道でどこも暗く、草木が生い茂るというよりは侵略されている感じですが、多摩のそれはアプローチもしやすく、明るく(夏は木陰が少なくものすごく暑い面もあり)草木もそれなりに整備 ...
房総半島最南端:野島崎
白浜の二日目です。友人の畑をみたあと、野島崎へ来ました。房総半島の最南端です。この辺りはとうぜん魚が旨い。干物もここのを取り寄せた事があります。結構波が荒く岩山にたつとさらわれるかのようです。干物がおいしい
【坂東三十三箇所巡礼地】那古寺
千葉の白浜へ移住した友人を訪ねました。待ち合わせ場所は坂東三十三カ所巡礼の三十三番那古寺。今回会う友人とここを訪れたのは6年前。関東のいろいろな地域を写真とスケッチで巡れるという事で、三十三カ所巡礼をしたときでした。当時は改修前だったので、今に比べるとひっそりとしていました。ずいぶん色彩豊かになっていました。屋根にある餓鬼の表情がユーモラス。参道千葉のこの辺りは、岩肌があらわになった所へ掘ってこう ...
いまこそ都市再生をに?!森稔氏の寄稿文より
某雑誌に森ビルの森稔氏の寄稿文が掲載されていました。 その内容は以下のもの 未来への都市再生として次の5つの課題がある。 1.「国際化に伴う都市間競争の激化」 2.「産業構造の変化」 3.「地震への対応」 4.「人口減少と少子高齢化」 5.「環境問題」 こうした課題の解決方法として「バーティカル・ガーデンシティー」(立体緑園都市)への転換を提案している。 そのコンセプトは空間を最大限活用して全ての ...
浅草橋〜両国
神楽坂建築塾のフィールドワークで浅草橋から両国橋を得て両国界隈のまち歩きをしてきました。出発はJR浅草橋駅。よく浅草と勘違いされる為か(私も子供の頃はここが浅草と思っていた)浅草線への乗り継ぎと浅草で無いことが駅に表示されていました。この浅草橋は人形屋の集積地らしく駅前には人形の秀月のビルがあります。少しはなれたところに人形町と言う地名があるのですが、そちらではないのですね。東京(と言うか江戸)は ...