よく聞かれる質問、診断士って何?

経営

移働する診断士#001

 診断士という職業で活動してきて改めて感じたことがあります。それは、「診断士」に何を頼めが良いのかが知られていないこと。そもそも「中小企業診断士」という名前から「会社の成績をつける人」や「銀行が点数をつけるためにいる人」といったイメージを持たれやすいです。(まぁ、間違ってはいないんですけどね・・・)

 この辺りについては以前note(診断士って何)に書いていたのですが、「移働する診断士」をオウンドメディア(自分のwebサイト)として書いていくにあたり改めてまとめてみようと思います。(noteの方はわかりやすく書いて言いますので、まずはそちらを読んでもらえると嬉しいです)

事業者のための町医者

 さて、一番イメージをつけやすいのが「経営コンサルタント」という言葉でしょうか?
経営者が抱えるさまざまな相談に乗れる人のことです。よく、商工会とか銀行が「経営相談会」を開催していますよね。そこにいる相談員としていることが多いです。ちなみに、「診断士」と「中小企業診断士」は同じ資格ですが、ここに「中小企業」と頭につくのは、この資格が中小企業支援法(昭和38年法律第147号)で「中小企業の経営診断の業務に従事する者」として定義されていることに由来します。ただ、他の仕業(弁護士や税理士、司法書士)などと異なるのは、独占的にできる業務範囲が限られていないので、基本、企業を支援することであれば他の仕業が独占的にできること(例えば、決算書作成代行は税理士)に触れなければ何でもできるという不思議な職業になります。(と、ちょっと難しくなってきた・・・)

 で話は戻って、じゃぁ診断士は何というと、私は「事業者のための町医者が診断士」と答えています。これは、、「相談者の悩み(それは時として漠然としたことも含めて)を解決するために、話を聞いてくれて、そこからどうしたら良いのかをアドバイスするからです。そして、診断士は、国家資格なので経営に関する(広く浅い)各種知識があることを国が認めた人だから支援が可能です!
 さて、「町医者」と書いたのは診断士(他の士業もそうでしょうが)によって得意分野が異なるので、まずは総合的に事業者の話を聞いて、必要があれば他の士業(独占業務がありますからね)やそれを解決できる得意分野を持つ診断士を紹介することになるからです。例えると、風邪をひいたと思って、町の内科に行ったら別の耳鼻科とか歯科を紹介されるイメージですね。もちろんちょっとした体(事業)の不調を相談することも可能ですし、定期的に見てもらう(顧問と言います)ことも可能です。

 ただ悲しいかな、この資格がなくてもコンサルタント業をすることは可能。(先ほど書いた、独占的にできる業務範囲が限られていないのは診断士にとってはここがマイナス)だから、わかりにくい・・・・

まとめると・・・・

・中小企業(小規模事業者)に寄り添ってコンサルティングしてくれる。
・コンサルタントのうち国が正式に認めた人々なので、安心して任せることができる(らしい)
・診断士しかできない仕事はない
ということになりますね。

どこで会えるの?

 診断士は独占業務がないからか独立して自前で事務所を抱えている人(独立診断士とかプロコンとか言います)の割合は少ないのが現状です。8割ぐらいの診断士は実は一般企業に勤めている方です。(これを企業内診断士と言います)なので、実は会社の隣の席に資格を持ちながら潜伏している方も多かったりします。(今は、自己啓発の一環として診断士資格が人気なので、多くの業界で資格を持っている人がいます)
 これらの方は、本業の合間を縫って診断士活動を行っています。ここが診断士のネットワークが広い要因だったりもします。(で、私は独立診断士になります)

 実際に仕事をしてみて、まだまだ知名度が低いからか私の頑張りが足りないからか、待っててくる仕事というのは、前出した商工会や銀行などの公的機関のものが多いです。なので、そう言ったところの経営相談会へ行くと診断士に出会えます。こう言ったところは、企業支援ということでたいてい無料で相談をすることができる(しかも、アドバイスは診断士)ので、まずはどう言った感じか試してみたい場合はすごく良いです。ただ、時間や回数、支援の程度もそこまで深くはないので、本格的に支援してもらおうと思う場合は、特定の診断士へ頼むことになります。こちらは有料になりますが、長期的にしっかり寄り添って相談に乗ってくれ(これを伴走と言います)るし、できることが可能か限り診断士はやろうとする傾向があるので、その価値は十分になると言えます。探し方は、公的機関で担当になった関係から繋がる場合もあれば、私のように独自にWebサイトを持っている場合が多いので、そこで合いそうな診断士を探してコンタクトを取るという方法もあります。また、診断士は診断士の協会に所属している人も多いので、協会の紹介機能(と言っても条件検索ですが・・・)を使うと、自分の悩みに合う診断士を見つけることもできます。

得意分野もさまざまで

 先ほど書いた通り診断士を取ることが自己啓発的に推奨されるケースも多く、実際にさまざまな分野の出身者が多いです。(逆に、他士業のようにこの職業になりたいというケースは稀)また、8割が企業ないということもあり、診断士のネットワークはものすごく広くなっています。たいていの診断士は診断士協会というところの所属しながら、自分の得意分野を活かしながら横のつながりも強化していくので、大抵のことは出来てしまいます(企業経営者はもちろん、人事のプロ、海外ビジネスのプロ、ITのプロ、財務のプロなどなど)また他士業の資格も持っているという人もいたりします。ネットワークが強いので町医者のようにまずは話を聞きながら他の診断士や他士業の人と連携して悩み事の解決にあたることが可能なのです。

かくいう私も、20年間金融(製造業も)関連のIT業界に足を突っ込んでいたのと、実家が靴と洋服の小売をやっていたこと、コワーキングスペースに以前から出入りしていたこと、個人的に旅が好きでいろんなところへ行っていたこと、まちづくりに関わりたくて市民活動をしていたことなどの背景から「移働」をテーマに診断士活動を行っています。

得意分野の一例(ちょっと自己紹介)

というわけで、得意分野の一例として私のを掲載してみます。

・IT業界で超上流(こんなシステムを作りたいという検討時点)から開発、プロジェクト管理までの幅広い経験があり事業に必要なシステム提案が可能(今は製造業のスタートアップを支援中)
・コワーキングを以前からしていたので、コワーキングスペースを利用する人、経営する人の支援が可能。(コワーキング協同組合に入りました)また、移働(リモートワーク)支援はストライクゾーンです!
・実家が小売の会社を経営していたことから、商店街支援、個店支援が可能。
・実家の会社を整理したので、廃業支援が可能
・金融(生損保)に関わってきたことから経営者や従業員への個人金融アドバイスが可能(AFPも持っています)

診断士の特徴を改めて書くと

表立って看板を掲げる診断士が少ないのも事実ですが、それぞれ個性的な診断士がたくさんいるので、もしちょっと伴走して欲しいなーと思ったり、こんなこと聞きたいのだけれどと言ったことがあったら、探してみてください。改めてですが診断士の特徴は以下の通りです。

  • 経営の町医者なので、困ったことがあったら気軽に相談しよう!
  • 大きいプロジェクトから小さなことまで守備範囲は広いです!
  • 経営コンサルタント唯一の国家資格です!(経営体系を身につけています)
  • さまざまなバックグラウンドを持っているのでそのネットワークを活用できます!

今回この記事を書いた理由

と、まぁ自己紹介を含めて記事を書いてきたのは、日々仕事の中で経営者を助けるためにいる「診断士」をもっと使ってもらいたいのに知られていないもどかしさがあったからです。そして20年のコロナもありその必要性は高まっていると感じています。

なので、自分がそのことを発信していけば良いのではないか?と考えたからです。(当初はnoteで書いてきましたが、あちらよりも突っ込んだ内容をこちらで展開しようと思っています)

というわけで、よろしくおねがします!


Also published on Medium.

経営

Posted by mhilano