気仙沼視察2019

2019-07-11移働する診断士

7月5〜6日に気仙沼で開催された気仙沼まちバルの視察ツアーに参加してきました。

仙台から気仙沼までは、バスが一番早い(2時間ぐらい)ということでしたが震災の姿を目に焼き付けておこうとローカル線をたどっていきます。
仙台→小牛田→前谷地→柳津までは鉄道。(震災後津波の被害もそれほどなくすぐに復旧した区間です。)

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柳津からは、BRTという元鉄道の専用路線を走るバスになります。といってもところどころ未だ普及中なので一般道と行ったり来たりしながら走ります。
柳津からの乗車客は5人程度で路線バス1台。ずいぶん過疎化していると思ったのですが、途中の南三陸町辺りから地元の高校生が集団で乗ってはおりての繰り返しになります。車社会となっているこの地域ではありますが、学生の貴重な足となっていました。

途中映像でよく見た南三陸町の防災庁舎を横目に見たり、海が見えないくらいの高さの防潮堤防を遠目で見たりしながらバスは北上します。印象的だったのは国道の途中途中に示す津波の浸水域を示す看板。浸水域は更地となっていて高台には古い建物と移住した人々の新しい住宅地。津波の被害の大きさを感じます。

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仙台から約3時間で宿のある陸前橋上(りくぜんはしがみ)へ到着しました。

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陸前橋上の駅も鉄道時代の名残が残っています。
三陸の海を眺めながらのバス移動を想像していたのですが、ほとんど海は見えず津波の被災の姿と復興しつつある街に暮らす高校生たちの姿が印象的でした。考えたらこの高校生たちが被災したのが幼稚園から小学校へ入るくらいの頃。一生忘れるこはないでしょうね。

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1泊目の宿は、気仙沼のボランティアの若者が立ち上げたNPOが運営するゲストハウス架け橋。ここで気仙沼移住者の視点での話を聞くことができました。今、ここでは地元の子育て世代のおかぁさんのための交流や働き場の提供という取り組みにもチャレンジしているそうです。

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ゲストハウスの中には絵本がたくさん置いてあり、翌日は朝早くから子供のためのイベントがあるということでした。また、同じ日に宿泊していた方の中には、気仙沼を気に入って毎月通っている方や、大学のボランディアに参加して20回以上通っていたが週よくが決まったのでそのご報告に気仙沼で出会った方々を訪ねている大学生なども来ていました。