旅育ディスカッション

2013-04-06移働する診断士

たび行くタイトル
毎月、旅育を考えるディスカッションを行っています。
今月は長野でゲストハウスを運営している方が旅育に興味を持っているという話を先月聞いたので、その方を招いてゲストハウスの運営と旅育を絡める方法などを探っていきたいと思います。ほんの数年前までは、日本でゲストハウスは珍しくあるのも沖縄か京都位だったのですが、最近では東京でもそれなりにゲストハウスが増えてきたと聞きます。
日本の地方都市ではどうなんでしょうかね。長野ということなのでその辺りもどうなのか興味あります。

と言うのも、私が大学時代にヨーロッパをぶらぶらした後で日本で同じようなことをしようとしたとき、壁になったのが「宿代が高い」と言うことだったからです。
2000年頃に会社の先輩と日本の地方都市めぐりをしたことがあったのですがこのときに活用したのは航空券と指定ホテルの健康保険組合が出すパック商品。当時はこれが一番安かったです。例えば、東京発鹿児島の1泊2日で8000円とか。でもこれは一般的ではなく普通に安く行こうとすると数万はすると思います。
しかも、地方都市で宿を取ろうとすると中途半端なビジネスホテルか値段が高い老舗(いい意味でも悪い意味でも)旅館しか存在しないこと。県庁所在地ならばそれなりにパイがあるのでリーズナブルで地元に根差した宿を見つけることができるかもしれませんが、それ以外の地方都市では泊まりやすい宿は本当に見つからないのではないかと思います。またゲストハウスが通常の宿と違うと思うところは、宿泊者同士のコミュニケーションが生まれる点。ここに地元の人が絡んだら良い意味で化学反応が起りいい結果を生むことになるのではないかと思ったりもします。

これは、私が考えていることの一つにある、都市と地方のマッチングにも紐づくかなと思っています。と言うのも以前の日本は地方の人々が都市へ出る時代だったので都市と地方は血縁という繋がりがあり、ある程度は都市の力が地方へ流れ地方を潤す面もあったと思います。ところが時代が進み世代も交代した今は血縁による地方とのつながりも薄れ、田舎を持たない都市住人が大半を占めていると思います。事実私も田舎を持たない都市市民の一人です。日本の地方が元気がなく都市の一人勝ちと言われるのことの要因の一つに人の流れが無くなった部分もあるのではないかと考えています。そこで、「田舎を持たない都市住民に田舎を持ってもらおう」と言うことを考えているのです。この効果は、人と人とのコミュニケーションを通して都会の人は帰る場所を作ることができ、地方の人には外のネットワークとつながることにより、新しい発想から元気(あいまいな表現ではありますが)を取り戻すことができると考えています。またこうすることにより東日本大震災のようなことが起こった時の
避難場所を相互に事前に作ることもできると考えます。

このようなことからゲストハウス(コワーキングスペースもあたりますね)などがの人のつながりのハブ拠点となるのではと思っているので、次の旅育を考える会ではその視点からもディスカッションに参加したいと思います。

ちなみに、4月のディスカッションは4月15日(月)19:00からの開催です。
興味のある方は、こちらから参加表明いただくか私に一報ください。

次回の旅育ディスカッション

[PAX Jelly chapter 111 #tabiiku]
日時:2012年4月15日(月)19:00-
場所:PAX Coworking
参加費:1000円(PAX Coworkingメンバーは無料)
詳細はこちら