【この一冊】家のきおく:子供たちに伝えたい家の本
「子供たちに伝えたい家の本」というシリーズがあります。このシリーズは建築家が一つのテーマについて自らの思想を子供たちに解りやすく伝えようとしているシリーズですが、大人が読んでもおもしろい内容なので今回紹介します。今回読んだのはみかんぐみの「家のきおく」という版画絵本です。 書籍情報 みかんぐみ, 加藤朋子 発行・発売: インデックスコミュニケーションズ 年: 2004 ISBN:4-7573-0275-4 Asin:4757302754 価格: ¥ 1,680 JPY この一冊 本の構成 この本のコンセプトは「家のきおく」をとおして、「自分が生活する場所の事を考える楽しさ」を知ってもらいたいということです。 前半は、みかん組の4人それぞれの子供の頃の住んでいた家についての思い出の一場面を次々に一ページに簡潔にまとめられているページが続いていきます。 子供の頃の生活の場である住宅を舞台にこん ...