春に向かって(制度活用の準備を)

あっという間に1月が終わって、2月になりました。 そのと光も心なしか春の感じがしていますね。 近所を散歩していると梅の花が咲いていたり、花の蕾が見えたりと、1日1日春に近づいているのを感じます。 ニュースとかでは、春闘(この「闘う」って表現があまり良くはないという話も)に向けた話も増え始めてきました。昨年からの物価高に合わせて、商品を適正価格で提供することの必要性が訴えられ始めました。その適正価格の中には労務費=人件費も当然含まれているので、適正価格で提供して売れるためには、消費のための元手が必要で、そうすると人件費を上げて行かなければという話になります。この循環もいっぺんに進むわけではないので、まずはメーカーから始まり徐々にその末端企業へ波及していく流れだと思います。当然そのためには企業の利益が必要なので、今年に中小企業が賃上げに踏み切るにしても、まだインフレ率よりは低い感じになってしま ...

計画を作るということ(その6):バックキャスト
新年気分の一月が、あっと言う間にすぎ2月が始まりました。年初に今年はこうしたいと立てた想いを見直すいいタイミングでもありますね。 さて、今回はいよいよバックキャストについてです。実はこのことを書きたくてシリーズ書いて来た感もあります。 このバックキャストは、前回のフォーキャストと逆の発想法で、未来のこうしたいというゴールから今へ遡るやり方になります。なので、ゴールを明確にしておくことが前提です。こ ...

計画を作るということ(その5)
計画を作るということの第5回です。 前回は、二つの考え方について簡単に説明しましたが、そのうちのフォーキャスト(forcast)についてもう少しつっこんでみましょう。 未来を予測すると言うと大袈裟に聞こえますが、基本的には、これからの事業を取り巻く環境がどう変わっているかを自分なりに予測して、どう事業が動くかに落とし込むことになります。 多くの方が最近では補助金(持続化とか、事業再構築とか)申 ...

BPS診断への期待
先日、私が所属する東京都診断士協会城南支部の会員向けに新年の集いという会がありました。この席上で、これまで僕らの診断士としての仕事は問題が既にある企業の支援がメインだったが、これからは真の課題を炙り出して企業を支援していく時代に入ったという話がありました。このために、東京都診断士協会では、BPS診断というプログラムがはじまります。まだサイト上にはチラシが掲載されているだけですが、裏では特任チームが ...

計画を作るということ(その4)
10年に一度の寒波がやってきた(2023年1月26日時点)という事ですが、いかがお過ごしでしょうか? 前回、会社の目標の一つとしてSDG'sなども導くしてんだとあげましたが、地球環境は人々の経済活動で大きく変化しているのは事実だと思います。私のネットワークの一つにエネルギー関連のグループがあるのですが、そこの主宰の方のエネルギー関連の本を年明けから読んでいて、日々のコンサルティングではどうしてもミ ...

計画を作るということ(その3)
今日(2023/1/23)は10年に一度の大寒波がおとづれたとかいうことで、ものすごく寒く感じますね。気候に関しては毎年、数年に一度の〇〇というのがくるので、すっかり慣れてしまった感もありますが・・・・ さて、事業計画を作るということについての話の第3回です。前回は金融機関から融資を受ける際についての例として公庫の創業融資計画書をもとに何を書いたらいいかの説明をしました。何かをやるためには資金が必 ...

計画を作るということ(その2)
前回からの続き 計画を作りましょうという話ですが、目的によってその計画の形は異なりますし、フェーズによっても異なります。 一番多いのは、融資を受けるためではないでしょうか? 融資を受けるということは目的がありますよね。この場合は、融資を受ける目的を明確にして、その達成のためにどれくらいのお金が必要なのか?その結果どのように経営状況が変化し、きちんと返せるのかを説明する計画書になります。 融資を受け ...