中央アジアの建築史
渡辺義孝氏の「中央アジアとコーカサスの建築史 」では、中央アジアにおいて建築がどのように発展してきたかを、独自の切り口で講義していた。 前半のイスラム建築では、ウズベキスタン、キルギスタン、カザフスタンと巡るイスラム建築の旅。 各都市のミナレット(光の党)、ギリシア-ローマでは石柱だが、木で作られた柱を使っている建築にはアラベスク(幾何学模様)が施されていた。 モンゴル支配以前はミナレットは煉瓦の組み方で模様を作っていたのが、以後は釉薬を使ってほのかなサマルカンドブルーを使っているのが印象的。サマルカンドには是非足を運んでみたいと思う。 後半は義孝氏イチオシのコーカサスへの旅へと。まずはアゼルバイジャン-グルジアへと。アゼルバイジャンはイスラム国家。映画「コーカサスの虜」の舞台となった地。そして、アルメニアとの紛争による、独立国家ナゴルノ・カラバフ共和国の話。そしてグルジアはキリスト教国家 ...