モルドバのその後
以前ここにあげたモルドバについてですが、6月3日に議会はとうとう新大統領を選出できず、4月の暴動のきっかけとなった選挙により発足した議会は無効となったそうです。 そもそも、前大統領のボロニン属する与党共産党の選挙違反疑惑(大統領が自分の身内に有利にするために様々な手を打ったと言われる)から民衆デモが起こり、前大統領は後ろ盾となっていた、ロシアを利用したりしていました。 ボロニン自身は2期大統領を続けたため、憲法上3期は続けられないのですが、プーチン同様に院政を敷くための大統領選出を計っていました。が最後は議会の自浄作用が働いて、60対61の1票差で議会解散の結果となりました。 もともとこのモルドバという国はルーマニア系の住民くモルドバ共産党も当初は親ロシア路線でしたが、経済状況から親EUに転換していました。その大小としてロシア国境付近の地域でもありロシア系住民の比率の極めて高いの分離独立運 ...
【坂東三十三箇所巡礼地】那古寺
千葉の白浜へ移住した友人を訪ねました。待ち合わせ場所は坂東三十三カ所巡礼の三十三番那古寺。今回会う友人とここを訪れたのは6年前。関東のいろいろな地域を写真とスケッチで巡れるという事で、三十三カ所巡礼をしたときでした。当時は改修前だったので、今に比べるとひっそりとしていました。ずいぶん色彩豊かになっていました。屋根にある餓鬼の表情がユーモラス。参道千葉のこの辺りは、岩肌があらわになった所へ掘ってこう ...
モルドバで2009年4月に発生した問題について
このひと月ほど旧ソ連から独立した東欧の小国モルドバで起こった混乱(というよりは革命になりかけたもの)を追っています。経緯としては、4月5日の総選挙の結果、与党が勝ったのですがこの選挙自体に不正があるのではという事で、若者がデモを起こし議会を占拠したのが4月8日〜9日。その後ロシア軍の後ろ盾を得ている現大統領(ボローニン)がロシア軍の動員もちらつかせ占拠を鎮圧。(無防備な市民へ向かっ武力鎮圧)大統領 ...
ユーゴスラヴィアで考える 1
今週末、友人の旅人のアルバニアへの旅行記を読んで考えました。バルカン半島・・・人種のるつぼ、欧州の火薬庫と言われ、常に紛争が絶えないこの地域に一時の平和を与えていたのが共産主義であった。私が大学生の頃ちょうど、ユーゴスラヴィアの崩壊が始まった。最初に一番火薬庫から遠いスロヴェニアがユーゴを離脱。クロアチア、ユーゴ(主にセルビア)にユーゴの象徴的だったボスニア・ヘルツェゴビナが戦争状態に突入した。ユ ...
ノルウェーのオオカミ保護
ノルウェーの友人よりノルウェーのオオカミ保護に署名してほしいとの連絡があったので今日参加しました。海外のサイトでこちら になります。日本ではとうにオオカミは絶滅してしまいましたが、ノルウェーでも動物の環境は厳しくなっているみたいです。以下原文Forvaltningsstyret i Rendalen kommune har søkt om felling av Osdalsulvene.Direk ...
中国雲南省の少数民族的風景
中国の雲南省は少数民族の宝庫といわれています。 その雲南へ少数民族であるモソ人の四川省との辺境にある村をを訪れたのは2003年の晩秋(といっても現地では雨季と乾季の二つの季節しかないので乾季にあたります)の事です。その村は2年前に電気が通ったばかりで、村のあちこちに真新しい電柱がそびえ、多くの若者は人民解放軍の服を着ていました。この地域、元来地震が多く10年に大地震が起こったおり、救助活動のした ...
エジプトのラマダン
Global Voicesにエジプトでのラマダンの様子の記事がアップされていました。近い様で遠いイスラムの地のことですが、とかく欧米ナイズされた、日本では誤解が多いようで、(私もそうですが)イスラム教と言うと厳しい戒律だけのイメージが先行していました。がこの記事を見るとずいぶん賑やかなんですね。これはエジプトに限ったことみたいですが、聖月とあるとおりで、一月も続くお祭りと言うことで、日本にはそこま ...