夜間飛行
前々から読みたいと思っていたのがこの本サン=デグジュペリの「夜間飛行」。 「星の王子さま(1943)」の筆者でありフランス空軍の英雄であった、「サン=デグジュペリ」の処女作「南方郵便機(1929)」と第2作目の「夜間飛行(1931)」が1冊に集録されています。 どちらも、航空黎明期に船や列車よりも早く郵便を届けられる郵便航空事業を支えた人々をテーマにした作品で、ベンチャー精神を拠り所に突き進むあたりが気持ちよくもあります。「星の王子さま」のイメージが強かったのですが、デグジュペリ自身は若いころから飛行機に憧れその後飛行機乗りとなりこの2作品にあるとおり実際に郵便航空事業に従事していました。このときの経験をベースにこの2作品は書かれています。 きっかけは、 知人が発した「Vol de nuit」という言葉に惹かれて調べてみたら行き着いたから。 昨年6月に主催する旅サークルで箱根の「星の王子さ ...