屋根の形からの文化論「日本の集合住宅」
屋根には民族のアイデンティティーがよく現れると言います。多摩は建て売りの集合住宅が多いのですがこちらもふと観ると屋根が瓦になっています。おそらくこの瓦は一戸建てと同じものを使用していると思うのですが、こういったこだわりが昭和の末から現れ始めています。 団地というとコンクリートの箱形というイメージがありますが、これらは階層型の長屋と言った所でしょうか。 ちなみに瓦は戦国時代頃から京都を中心に始まったらしく戦前までは民家と言えばもっぱら茅葺きが主でした。瓦も茅も地産地消ですが当然茅の方が簡単だったが、戦後に逆転して今では茅葺きはものすごく高価 台湾や上海へ行ったときは高層マンションの屋上に寺院というか中華風の意匠がしてあった記憶があります。 瓦屋根
団地景観フォトコンテストの募集がありました。
今朝出かけに、「団地景観フォトコンテスト」のポスターを見つけました。で検索してみるとUR主催の全国団地景観サミット2009というサイトを見つけました。これは必ず公団の団地に関わる風景を取り入れる事が応募条件となっています。神楽坂建築塾で常々日本の原風景や、昔ながらの街並みを追ってはいますがふと足元の見直してみると住んでいるのは昭和の象徴である団地だったりします。敢えて昭和の象徴だと思うのは同潤会に ...