デルフト(オランダを訪れるなら一度は行きたい町)
オランダへ訪れるなら一度行ってみたいデルフトの街を紹介します
ヨーロッパへ訪れる場合に、ハブ空港となるスキポール空港は有名ですがちょっと時間に余裕があるならオランダへ寄り道してみるのも良いかもしれません。
そんな時のおすすめなのが、デルフトの街です。(もちろん長期滞在しても楽しいですね)
デルフトの街はフェルメールの出身地として有名ですが、デルフトブルーと呼ばれる焼き物で有名な街でもあります。この焼き物は東インド貿易会社から伝わった中国の磁気をベースに異文化交流で発展したものです。
そ して、なによりも目を奪われるのはこの街の美しさ。街中をオランダ特有の運河が走り巡り、その水面は優しく旅人を迎え入れてくれます。その運河沿いに立つ 家々のディティールのきらびやかさは街の歴史を語り、その脇の道をのんびり散歩している人々からは都会とは違う素のオランダの息吹を感じられる街です。
フェルメール
フェルメールファンにとっては外せないこのデルフトの街ですが、フェルメールの作品はなぜかレプリカしかみられません。その代わりにフェルメールセンターというフェルメールのアトリエを再現したり生涯を紹介する施設はあります。
※フェルメールセンター
デルフト焼き
街のあちこちにある青い磁気を売るお店があります。これがデルフト焼。冒頭にも書きましたが、ここデルフトはオランダでも陶器の一大産地です。壷、プレー ト、様々な装飾を凝らしたもの。お店によっては職人が実際に絵付けをしている所も。あなただけの逸品を探してみてはいかがでしょうか?
→オランダ政府観光局のデルフト焼きサイト
→オランダの伝統:デルフト焼き(ツアコンモバイル通信)
運河めぐり
街を縦横無尽に走る運河は人と街の距離を狭めてくれます。運河沿いの道をゆっくり散歩するのもよし。実際に運河の中を観光船も走っています。出発は毎時 15分(かわる事があるので必ず乗り場か観光案内所でチェク)この運がツアー、運河沿いの建物も一段下がった所から観られます。
※ガイドがオランダ流ユーモアを交えてデルフトの街を案内してくれます。<英語>
※運河は生活に取って欠かせないものでした。建物も運河に向けて作られている。
※運河から観るオランダの建物。こういった屋根はオランダ独特です。
食べ物(デルフトに限らないですが)
オランダは16世紀以降日本との交易が盛んだった為か食文化の移植もすすんでいます。という訳で、日本でも人気のコロッケ(日本では高崎のオランダコロッケが有名)を街中でも食べる事が出来ます。
※デルフトのマルクト広場。この周辺にオープンカフェやレストランが集中している
あとは、チーズ(有名なコーダやエダム)もオランダのものは美味しいです。街中にあるチーズ屋に足を運んでみればおいしいチーズに出会える事間違えなし。
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アムステルダムから
アムステルダム中央駅からデルフト直通<IC利用時はデン・ハーグ乗り換え> 1:00
スキポール空港から
デルフト直通<IC利用時はデン・ハーグ乗り換え> 45:00
ロッテルダムから
ロッテルダム中央駅から 0:15
街を歩いてみて
この街を歩いてみて感じたのが、なんでこの街なこんなにゆっくりあるく事が出来るのでしょうか?その一つに街中が完全に人優先となっている事があげられます。街の中心街は交通規制が敷かれており、許可された車以外が入って来ないような工夫がしてあります。これはWoonerf(生活の庭)という画期的な仕組を導入していている結果とか。
→ボンエルフ(Wikipedia)
→ボンエルフ(街路研究会のデルフトページ)
→空間デザイン論 石田壽一先生講義(2)・日本の街づくりにどう応用できるか!
ボンエルフの発想は日本でも新しい街に取り入れられている部分もありますね。
運河ツアーは日本の屋形船で神田川から隅田川、荒川を巡ったときに同じ様な感覚がありました。水辺散策を解放してもっと人の目に触れる事で街づくりへ行かせる事は可能でないでしょうか?
デルフトから旅連想〜from twitterでの会話から紹介された街です。
マッカム
多色の焼き物の街
→オランダ・ベルギー・ルクセンブルク〜ベネルクスをクルマで回ってみれば〜
→マッカム焼き:オランダ政府観光局
フローニンゲン
自転車の街。こちらも自動車交通に制限をかけた街です。