船乗り達で船は変わる

移働する診断士

 4月1日、お子さんをお持ち子ご家庭では、この日の大きなイベントの一つが、教員異動だったりしませんか?終業式は3月下旬なのに、なぜか異動の発表がこの日で、大好きな先生が異動となってショックを受ける子供もちらほら・・・

 かく言う我が家でも子供の過去の担任の先生がこぞって異動となりました。子供が通っていた学校は、結構先生方のコミュニケーションが取れていました。校長先生の学校の雰囲気作りもよく、先生一人一人もそれを受けて熱心に子供達へ指導してましたし、保護者との関係も良好だったように感じています。子供がその学校を卒業してもう2年経ってしまいましたが、当時いた校長先生が昨年異動となり、今年も知っている先生がいなくなったので、おなじ場所だけれど、全く違う学校のように感じてしまいます。(子供の話でもその様で、新しく良い面もあるだろうし、昔から続いていた良い面がなくなってもいるそうです。)

 ふと、私が今まで関わってきたところのその後の話を思い出しました。それぞれの仕事は、今も当時と同じ様(中身は技術的に進化しているにせよ本質は)に続いてはいますが、それを運営する人々はその大半が入れ替わっています。だから、久しぶりに話を聞くと、だいぶ変わってしまったなとちょっと寂しさ感じ、自分がいた時はってなるのは懐古主義だからか・・(だれだって、自分がいた時がサイコーってなりますからね)

 当たり前のことですが、物事は人が主役。同じ船でも船乗り達によってその船の性格は変わるものです。会社や仕事のチームも同じですね。そのチームがチームとして動くには、その場の雰囲気が大切。チームメンバー間のコミュニケーションもそうだけれど、そんな時は船頭さんの力も大きくかっ変わってきます。なので、リーダーがそこを考えて行動することは重要です。リーダーは自分の信念に向かって我儘であってはいいと思いますが、チームで動くならチームメンバーのことを考えながら我儘であることが重要。相反しそうだけれど、これを乗り越えられる人が、成功するリーダーなんだろうと思います。

 4月から新たな仕事、新たな立場に就く方も多いと思います。うまく船を動かせる様になるといいですね。あっ、沈没しそうな船かどうかを見極めることも重要です。(今日そんなことを書いたのは、リーダーのわがままで船が沈没しそうな現場の話を聞いたから・・)