海外からの創業
私は診断士協会の国際部というところに所属しているのですが、この部署の目的が中小企業の海外展開支援できる診断士を増やすというものです。この海外展開支援というのが、90年代ぐらいまでは日本企業が海外へ進出することを指していましたが、失われた30年を経てだいぶ様相が変わってきたと感じています。 というのも、国際部で現在取り組んでいることの主だったところは、もちろん日本の中小企業向けの海外展開支援向けのノウハウ作成や、今の国際に関するトピックを多くの人に知ってもらうためのセミナーではあるのですが、それ以外に増えてきたのが「在日外国人経営者」向けの支援という視点です。日本で事業をしていれば、日本の産業(GDP)を支えているということになるので、しっかりサポートしていく必要があります。一方でGNI(国民総所得)も重要ですが、この国民という考え方も、グローバル化が進む中で多様性に富む様になってきました。 ...