計画を作るということ(その10)デザインシートのビジネスモデル
前回は提供価値をドメイン(誰に何をどの様に)から考えて来ました。 今日お話しするのはデザインシートの真ん中の部分。ビジネスモデルの部分です。提供価値を実現するための仕組みの部分、事業のエンジンとなるところです。 過去のモノ主体の時代(昭和型⁈)は、それぞれの役割ごとにこの部分は明確だったと思います。製造業なら原材料を入手して、自社内で職人さんや工員さんと機械を使って製品を製造することでした。卸売業なら、特定の工場と繋がることでその製品の入手ルートを多数確保し小売業者にとって魅力的な商品を調達することになります。小売業者は、消費者へ必要なものを売るために商品を仕入れて販売することでした。この様に業種ごとに社会の中での役割が明確に異なっていたので、その部分にだけ特化していればよくビジネスモデルというものを考える必要がありませんでした。これは、モノを作れれば売れる時代だったから通用したともい ...