マクロ視点でみる起業環境
最近は、何かしら事業を始めるという機会が以前よりも増えてきている気がしています。特に、サラリーマンでも副業が認められてきていますし、定年という概念も揺らぎ、再雇用しながら事業を起こす方も増えてきています。また、女性や学生の創業も以前よりも数自体が増えてきているように感じていました。 ところが、国の創業希望者数の2019年統計を見てみると、2007年には101.4万人の希望者がいたのに対して、2017年には72.5万人と大きくダウンしていました。 人口減少や労働力不足という言葉がよく聞かれますが、ちょっとこの年間の労働力人口(就労者数+失業者数の合算)を見てみたら、2007年には6669万人に対し、2017年は6732万人と増加していました。ちなみに、この人口、2022年は6912万人とさらに上がっていて、意外と感じたのですが、よくよく考えてみると、定年延長や、再雇用などが進んできていて以前 ...