ネオンサインノスタルジー
父が亡くなってから、だいたい二週間に一度は、千葉の実家へ行くようになった。日々の仕事場は固定していないから毎日方々へ出向いているので、普通の人よりは出歩いている方だけどたいてい都心なので、実家の周りの田舎郊外へ来ると小旅行へ来た気分になれる。 東京の西から首都高を抜けて東側へ行くので、毎度渋滞が激しく、時速30キロぐらいでまいど首都高をのんびり観光。子供の頃は東から西へ(母の実家が北区だったので)首都高を走る車の中から眺めていたのを思い出す。 C1と呼ばれる都環を走ってはいるのだけど見える景色はずいぶん変わったと思う。子供の頃(昭和50年代)は、ビルの高さも今ほどではなく、周りのビルもどことなくコンクリートぽい灰色のものが多かったと思う。夜走る時には、ビルの上に様々な広告のネオンがあって、日本酒(大関だか、月桂冠だか)とかカルビーのポテトチップスのネオンサインが右から左、上から下へと ...