診断士一年目の歩き方

先日は、所属している協会支部のチューター制度というものの修了式でした。 このチューター制度とは、似たようなことをやっている会社もあるとおものですが、比較的資格取得してから若めの診断士方が1年目の診断士の相談役になって1年間色々とフォローしていく仕組みです。 診断士と言うのは独立起業している人が少なくて、大半の方は企業内と言われる会社勤めをされている方です。「会社勤めしている中で診断士の資格を取得してた状態」の方が正しい言い方かも。中には自身が経営者(コンサルタント以外の)で診断士という方もいます。 会社勤めの方はいつかは会社を辞め、そのタイミング(そのタイミングは人によってまちまち)で独立という流れが多いのですが、資格取得してすぐに独立するケースはまだまだ少ないと思います。私の場合は、試験勉強中から取ったら自分で独立してやっていきたいと言う想いが強かったので、資格取得後約1年で独立したので ...

士業のいるカフェ
という題名で何事かと思われるかと思いますが、その名の通り士業がいる場があったらいいねとういことで、旅育やリモートやんねるでご一緒している、我楽田工房の横山さんが新しいプロジェクトを立ち上げています。これが「弁護士カフェ」という名のもので、毎回全く弁護士とは関係ないテーマの方を迎えて、弁護士相談をしない弁護士のいる場を開催し始めたところです。この場に先日お邪魔させていただきました。 以前から、この場 ...

スタートアップと融資
創業融資の相談を受けている場所柄か、スタートアップ企業からのご相談を受ける機会が結構あります。国の施策の方でも今後は日本初のスタートアップを増やしていきたいとその支援のために予算を振り向けたりしています。 しかし、金融機関からの融資となると、まだまだスタートアップ企業が活用するには難易度が高いと感じます。特に、創業期に融資を受けたいという相談が多いのですが、金融機関からの融資の場合は保証の問題があ ...

創業のタイミング
融資相談窓口でのこと、週に一回一日に数名の事業者の方から相談を受けるのですが、そこが融資の相談も受けている関係で、やはり数の多いのは融資相談になります。その中でも最近数が増えてきたと思うのが、創業融資を受けたいというもの。 通常の融資では、何を持って融資可否を判断するのかというと、会社の決算書になるのですが、創業の場合はまだスタート地点。なので会社の決算書は存在しません。そこで、その事業者の方が何 ...

診断士をもっと身近に
中小企業診断士は士業と言われる仕事ですが、名前は知っているけれど何をやっているか知られていないということが結構有名。それは、我々診断士自身がすごく感じています。仲間内での飲み会でもよくそんな話が出てくるくらいですからね。 じゃぁ何やっているのかと言うと、経営者のさまざまな相談事にのり、解決のために伴走することをしています。診断士で検索するといろんな方のサイトが見つかりますが、大体、創業、事業計画、 ...

利益は全てを好転させる
よく融資相談で、「どのくらい借りられますか?」って聞かれることがあります。 こう聞かれると、「本当に必要なのはどのくらいですか?」と聞き返しています。融資の相談に来る時点で何かしら必要があってくるので、そこの目安をどう考えているのを知りたいからです。 一番ブレないのは、設備に対する融資ですね。この場合は、見積書が必要になるので自ずと必要な資金額は決まってきます。もちろん、その設備導入にまつわる諸々 ...

中小企業白書2023の概要案が出ています。その4
白書斜め読みの最終回です。今回のテーマは、中小企業白書、小規模事業白書の両方に関わる共通基盤についてとなっています。共通基盤という言葉が少しわかりにくいのですが、要するにこれらの事業者を支援していく外部機関のことで、国、自治体、各種支援機関(この中には中小企業診断士も含まれる)がどの様に支援していくかを指しています。 今回は3つのトピックに焦点を合わせています。 価格転嫁:取引適正化 デジタル化 ...