家電買い替えどき

移働する診断士

数年に一度の買い替えというと、家電が当てはまります。

この家電というもの、不思議なもので「そろそろ買い替え時かなぁ」とこちらが思い始めると、その想いを汲み取ったかの様に壊れます。なので、迂闊に「買い替え時かなぁ」と思ったりすると複数の家電のタイミングが被ってしまい、家計は大変なことになります。

家電と言うと、私よりも前の世代の方にとっては三種の神器なんて言われたこともあるらしく、生活が豊かになるにつれて家電が家に来たと言う話を聞きます。私の世代でも、家電はそう頻繁に買うものではないので、生活の局面が変わった折に、サイズや機能が新しいものになっていくことで、自分は成長した?!と感じることがあります。

ただ、本当に必要な家電とそうではない家電と言うのがあって、後者は買う前にはいくつもの資料を集めて検討に検討を重ねてせっかく購入したのに、購入後に全く使わなかったり、使っていても私ではなく家族だったりするので買い替えの対象にならずに、10年以上前のものをいまだに使うと言うことがよくあります。

一方で、前者はなくてはならないものなので、壊れてほしくない時に壊れてしまい、想定外の出費になることがままあります。そうすると、その前から欲しいと思っていたものを購入するために立てていた計画がずれ、生活レベルは上がるものの、気持ちは満たされないとい複雑な状況になります。エアコン、冷蔵庫、洗濯機などがこれに該当しますね。

こんな話をしたのも、ちょうど数年前に家のエアコンのうちの一台が壊れてしまい、ここ数年はその一台を使わない様に他の部屋のエアコンで夏場は凌いできていたのですが、近頃のこの猛暑。さすがにこれはまずいだろうと、久しぶりに家電量販店へと足を運んだわけです。とはいえ、今のご時世、店舗よりもネットの方が安いことが多くあるので、ネットで買うための下見ということでいったのですが、そこは家電量販店。生き残りをかけてネットに対抗すべく、最近撮っているのが、メーカーとのコラボモデルです。本来存在する特定の機種を、家電量販店用に少しだけカスタマイズし専用品を作ることで、価格を引き下げようというわけです。確かに、ネットより安いものもありました。この作戦、おそらく最初はジャパネットタカタだったのではないでしょうか?同社は特定の品番に絞り込んで、大量に購入することで仕入れ値を引き下げることで、安さを出しつつも利益を確保しています。同様のモデルに、Amazon限定モデルもありますね。メーカーにとってはロット生産のメリットを活かしつつ一定数の購入が確約されるので、通常よりも安い卸値でも十分に利益は確保できる仕組みです。この方法を家電量販店も取り入れているわけです。なので、品番の頭や後ろに、コラボ企業のイニシャルなどがついています。ただ、限定モデルなので、若干仕様が異なったりしていることがあります。とはいえ、同じメーカーが製造しているので、性能がそこまで異なるということはなさそうですけど。

と言うわけで、数年に一度の家電買い替えでお店に足を運んだわけですが、電化製品はその数年の進化も早いことを感じます。いっときは暇を潰すために家電量販店に足を運んで他時期もあったのですが、この20年はほとんど通うことなかったので、それらの変化にも疎くなっていて、たまにいくとびっくりすることが多いです。ただ、その場では便利そうに思ったものもいざ購入してみるとそれほど使わなかったり、逆に難しくて前の方が良かったと言うことにもよくなるのですけどね。このあたりは好きつきかと思います。ただ、家電の鉄則としてやはり値段相応なのと古いものを無理に使う方が不利というのがあります。昔だったら修理に出して大切に使うということが多かったのですが、今の家電はコンピューターが入っているので、修理しにくいことと、やはり技術の進化で省エネ化や利便性は向上しているのですね。といってもあまり使わない機能がたくさんあるのも事実なので、基本機能でそれなりの値段ものもがいいと思います。(あっ、完全に私見ですけどね)