水辺からの東京
水辺から東京を観る機会に恵まれました。
浅草橋から屋形船に乗って隅田川を北上、南千住から荒川へ移り、川を下り舞浜の葛西の河口から東京湾へ。台場〜浜離宮〜隅田川と一周の旅をして来ました。
南千住から荒川を下っているところ。河川敷では人々がスポーツをしたりつりをしたり休んでいたりと楽しんでいます。この様な景色が延々と河口まで続きます。
東京湾のターミナル。キリンと言われるクレーンで船の荷下ろしが行われていました。
隅田川の橋はどれもフォームが美しい。さてこれは何橋でしょう。
普段は東京を道路と鉄道の道から観ていますが、船の道からの視点で東京を巡ると普段とは全く違った風景が展開されていました。よくよく考えれば船は鉄道よりも自動車よりも遥か昔から人間が利用して来た乗り物。しかし今一番遠い乗り物になってしまったのではないでしょうか?それはこのゆったりとした移動のスタイルが現代社会に合わなくなってしまったからでしょうか?
船で巡ると東京も水の都と言われていた事がよくわかります。一時は人々の生活から隔離されてしまった水辺空間ですが、徐々にこの空間を生かして行く事も考えられて来ているそうです。
それにしても、船で巡っていると陸から本当にたくさんの人々に手を振られました。人間スケールの乗り物なんでしょうね。気がつけばものすごい数の写真を撮っていました。この船の旅は後日別途まとめる予定です。
さて、私の育った時代というのを最近強く意識するようになりました。それは昭和50年代から平成一桁の時代です。この時代の風景遺産を軸に今後色々考えて行こうと思います。