今年もNT再生会議に参加中

2021-08-07移働する診断士

 「移働する診断士」というネーミングはつけていますが、もともと診断士は事務所へ人を招くよりは相手先へ出向く仕事なので、皆さん基本移働だとい事に気が付きました。ただ、僕が指す移働はもっと広域での移動を指しているつもりなので、このコロナ禍でほとんど移動できてはいません。(多摩〜都心の移働はしょっちゅう)

 このコロナでなかなか動けない昨年今年と多摩市のNT再生会議という会議で市民委員をやっています。前住んでいたつくば市では都市計画マスタープランの市民委員やっていたので、結局人は好きなことに戻ってくるんだなと感じます。

 さて、このNT再生会議(NTはニュータウン)は数年前から続いているものなので途中参加となった1年目の昨年は何が何やらわからないまま、席に座っている感じでした。周りは、ニュータウンの地権者である公的機関の方々や電鉄の方なので、逆に何を話したらいいのだろうと悩みつつでしたが、2年目の今年はだいぶ勝手もわかってきたのと、コロナで他の市民委員の方とのコミュニケーションも取れなかったのがようやく取れるようになったので、住民の視点で意見言えればとリラックスして参加できました。

 ニュータウン いまはすっかり オールドタウン 

 なんて状況が10年ぐらい前も、現在はだいぶ住民も入れ替わってきたことと、ニュータウンを作った頃の都心へ通勤するためのベッドタウンの必要性が薄くなっています。そこで、これからの社会に合わせて都市構造自体を変えていかないといけないということで、再生のテーマに「賑わい」「雇用」「イノベーション」というありきたりなテーマ(というのもお上からの方針らしい)は与えられているそうですが、これを「多摩だからできる」ものにしていくことが必要だよねという議論が白熱しました。
 意外だったのが現在は朝多摩市から出ていく人口と多摩市へ入ってくる人口がほぼ同じという話。通勤先としての多摩市という価値も十分あるということで、確かに有名企業のデータセンターは結構あるということ。(そういや、僕もその中で働いていたや)
 これを聞いてピーンと来た「こういうところで働く人の叡智を使ってイノベーションの実証実験やったらいいのではないかな」

 こう言うところへ出ていると「真面目ですよね」なんて言われそうですが、逆にこういうところに出ると「地元のことがわかってくる」ので面白いし、繋がりもでき、日々のコンサルティングにも活きてくると思っています。なので、地域資源をどう活かしたら面白いことが始められるのかなぁとすぐ考えてしまいます。