セルフビルド
セルフビルドという言葉があります。そのことばのとおり自分たちで建物を建てる・・・
要は、建築屋に頼むのではなくて、日曜大工の延長できちんと日常的に使える建物を
たててしまう事。(当然建築法の適用地ではルールに従う事になるので、通常は
建築法が適用にならない山奥なんかになるそうですが・・・
終戦直後のバラック小屋なんかは、まさにセルフビルドなんでしょうね。
(当時は建築法もあったのでしょうか?整備されていなかったのでは?)
私の祖父は自分で店を建ててしまったなんて話を子供の頃に聞いた記憶もあります。
古民家は正にセルフビルドなんでしょう。大工の棟梁が大工を使ってたてるのですが、
人手がいる屋根葺きやら壁塗りは村の人をかり出して行っていたと考えられます。
ちなみに、北欧のノルウェーではセルフビルド率はそれ也に高いみたいです。
先日も友人宅を訪ねたら築90年の住まいの屋根に吹き替えを兄妹とその友人3人でかえている写真が飾っていました。また書店にもセルフビルドの本があるある。
で、今日見つけたのはひとりでビルを建てる男という話。
建て主は一級建築士ですが、ビルを建てる行程はすべて自分でやっています。
しかも中毒性があるのかどんどんはまっていっている。セルフビルドの魅力に取りつかれていますね。
建てる行為自体が魅力的です。
日本だとどうしても地震の関係や生活スタイルからセルフビルドが一般的になりにくい状況ですが本来は住む場所も自分たちで考え創って行く事が可能なのだと思います。
現実は100年前は衣食住を自分たちの手で担っていたのが徐々に専門家が進み衣住はなくなり、最後の職でさえ提供されたものになりつつあるのは、その分新たな産業も発展していますが、生活自体が受動的になっているのでしょうね。何事もバランスですね。
→セルフビルドの実例はこちら