創業時には事業計画を
この数年、経営相談窓口を担当していて、「創業」される方が年々増えているように感じています。 特に、リタイア後の創業よりは20代、30代の方の創業が増えています。 創業というと、一大事業のように以前は捉えられていましたが、これは日本の終身雇用前提の文化が強かったからだと思います。特にバブル期まではサラリーマンであれば右肩上がりに取得は増えていたわけで、それを捨ててまで創業する必要がなかったとも言えま ...
利益は全てを好転させる
よく融資相談で、「どのくらい借りられますか?」って聞かれることがあります。 こう聞かれると、「本当に必要なのはどのくらいですか?」と聞き返しています。融資の相談に来る時点で何かしら必要があってくるので、そこの目安をどう考えているのを知りたいからです。 一番ブレないのは、設備に対する融資ですね。この場合は、見積書が必要になるので自ずと必要な資金額は決まってきます。もちろん、その設備導入にまつわる諸々 ...
中小企業白書2023の概要案が出ています。その1
4月4日に、2023年版中小企業白書の概要案が提示されました。 この白書を読むと、中小企業を取り巻く現状と、これに対して国や関連機関がどのような方向へ持っていきたいのかを読み解くことができるものです。これを見ることで自社の置かれている状況をマクロ的(鳥の目)の視点で知ることができるのと、全体の方向性から、自社にとって対応が必要なことや、これから出てくる制度などの予測ができたりまます。もちろん、国の ...
2023年4月より変わること(制度等)
日本は2回年が変わるタイイングがありますね。決算期が3月、12月以外の会社にとっては3回でしょうか?私が昔いた会社は海外資本と日本資本が半々だったので、会社の決算期は12末で組織は4月という感じでした。さて、日本のこの4月始まりの理由を以前調べたことがあります。春の陽気や桜が作という理由ではなくて、時(明治18年)の政府が会計上辻褄を合わせるため4月始まりし、そのまま今に至るそうです。 それから1 ...
市場ってなんだ!
今週はすっかり春ですね。暖かくなってきたので日中は半袖でも少し大丈夫になってきました。 先に少しだけ宣伝。noteの方の記載も復活させました。こちらとの使い分けは試しながらですが、こちらがA面だったら向こうはB面というイメージで取り組もうと思っています。 今日の話は「市場」のこと。「いちば」ではなく「しじょう」の方ですね。事業計画を作成していると「そのビジネスの市場はなにか?その規模はどのくらいか ...
計画を作るということ(その11)デザインシートの資産
デザインシート作成も終盤に入ってきました。今回は前回考えたビジネスモデルを回す上で必要な経営資産について考えていきます。経営資産とはなんでしょうか?会社が持っている資産とも言えるものです。一般的には「ヒト・モノ・カネ」が代表的です。これらは有形資産といわれるもので、目に見える資産とも言われます。人がたくさんいて、機械装置がたくさんあって、金がたくさんあればそれだけ大きなビジネスを回すことができます ...