昔の映画から時代を知る
いろんな本を読んでいると「歴史に学べ」ということが書いてあります。世界がどうやって今に繋がっているかを知ることで、これからの社会がどのようになっていくのかを予測することができるからですね。 先日の国際部で主催したセミナーでも、ポストSDG'sというテーマでしたが、世界が同じ方向を向いた最初の国連採択である、「人権宣言」から「SDG's」に至る歴史を紐解きながら、2030年後のポストSDG'sを考えるという内容でした。日本の経済は失われた10年が20年になりそろそろ30年になります。だいぶ長期にわたるので、逆に良い頃を知る人が引退する時期に差し掛かり、すっかり人々の経済に対する意識が後ろ向きになってしまったという話も聞きます。 バブル期は前向きすぎて浪費しすぎたとも言えますが、今の状態は世界的に見ても貧乏な状態に向きつつあり決して良い状態ではないと感じています。ほどほどが良いということですが ...
メタバースから振り返るマイイノベーション
久しぶりに新しい感覚を得た。題名の通り、メタバースを試してみた。最初に「メタバース」という言葉を認識したのは2018年だったと思う。雑誌「Wired」の誌面再発行の号の誌面で盛んに記載されていたので、どういう世界観なのかのなんとなくイメージはあったが、実際に試す段階まで行かなかった。 その間に、DeepLearning(Chaier)試してみたり、ブロックチェーンを理解しようとしたり、エストニ ...
京には四つの閣がある
京都ネタが続きますが、京都に四つの閣があります。 この事を知ったのは10年前でしたが、すっかり忘れていました。 たまたま訪れた寺に四つの閣のうちの一つがあったので思い出したわけです。 というわけで、四つの閣を紹介していきます。 金閣 言わずと知れた北山文化の象徴です。足利義満がつくらせたもの。 池に配置してある岩は日本の島々をモチーフにしているとか。 銀閣 東山文化の象徴。銀閣というのは江戸時代に ...
京都で景観を考える
京都の大徳寺で景観のヒントを見つけました。 前田利家の妻まつの菩提寺である、芳春院を訪れました。 この寺は大徳寺の一番北に位置するのですが、この寺の方丈から見える景色が、まつが住んでいた時代と変わらない佇まいを残していました。 どういうことかと言うと、方丈の全面には方丈前庭(花岸庭)と言われる枯山水の庭があるのですが、その向こうには大徳寺の数々の塔頭の瓦が波を打つように連なり、その先には秋の澄んだ ...
ユーゴスラヴィアで考える 1
今週末、友人の旅人のアルバニアへの旅行記を読んで考えました。バルカン半島・・・人種のるつぼ、欧州の火薬庫と言われ、常に紛争が絶えないこの地域に一時の平和を与えていたのが共産主義であった。私が大学生の頃ちょうど、ユーゴスラヴィアの崩壊が始まった。最初に一番火薬庫から遠いスロヴェニアがユーゴを離脱。クロアチア、ユーゴ(主にセルビア)にユーゴの象徴的だったボスニア・ヘルツェゴビナが戦争状態に突入した。ユ ...
エジプトのラマダン
Global Voicesにエジプトでのラマダンの様子の記事がアップされていました。近い様で遠いイスラムの地のことですが、とかく欧米ナイズされた、日本では誤解が多いようで、(私もそうですが)イスラム教と言うと厳しい戒律だけのイメージが先行していました。がこの記事を見るとずいぶん賑やかなんですね。これはエジプトに限ったことみたいですが、聖月とあるとおりで、一月も続くお祭りと言うことで、日本にはそこま ...
灯台下暗し:近くて遠い千葉にも歴史がありまして。
千葉は東京の隣で横浜ほど目立たなく何となく埼玉と同様に3番手(規模という意味で)のベットタウンのイメージがありますが調べてみると色々ありました。 千葉市内なのでそれほど田舎ではないと思っていたのだが、高速を降りてから実家までの道の脇に、堤燈やら蝋燭やらが備えてあり、すんでいた頃は気にしていなかったがそれなりに昔の習慣が残っていることを実感した。実家からお墓までの道は東金街道(国道126号)という道 ...