資金繰りを追うことの難しさ
「資金繰りは大切ですよ」という話をここでは何度も記載してきましたが、これを実行に移すのは結構難しいです。というのも、資金繰りは、実際のお金の入金と出金の流れを追うことが目的ですが、売上が立つタイミングと入金、費用をかけるタイミングと出金がズレることが難しくしています。 もう一つが、先のお金の流れを予測するということが意外と難しいからです。 毎月一定の売上と費用が出ていく商売であれば資金繰りもある程度たてやすいのですが、不動産や卸売などは取引先の状況に大きく左右されるので、売上の波が激しく、二ヶ月後の予測すら立てられないと言う声をよく聞きます。 このような場合は、予測の資金繰り表と実態の資金繰り表の2種類を用意することがいいと思います。これは資金繰り表の使い方にもよるのですが、1〜2ヶ月先の資金繰りの状態を見たいのであれば、実態の資金繰り表となりますし、どのくらいの売上を上げないといけないの ...
利益は全てを好転させる
よく融資相談で、「どのくらい借りられますか?」って聞かれることがあります。 こう聞かれると、「本当に必要なのはどのくらいですか?」と聞き返しています。融資の相談に来る時点で何かしら必要があってくるので、そこの目安をどう考えているのを知りたいからです。 一番ブレないのは、設備に対する融資ですね。この場合は、見積書が必要になるので自ずと必要な資金額は決まってきます。もちろん、その設備導入にまつわる諸々 ...
コロナによる危機関連保証がもうすぐ終わります
※この記事は2021年11月27日現在のものです。 コロナによる感染者数がだいぶ落ち着いてきました。相談窓口も今までなんとか自社努力で乗り越えようとしていた事業者様がこの長期化により仕方なく融資の相談というケースはありますが、コロナ関連の相談はだいぶ減ってきた気がします。(相談といっても融資の相談が大半なので、経営相談的なものはこれから増えると思っていますが・・・) とはいえ、コロナが落ち着いてき ...