ホストファミリー体験

ノルウェー

今年の夏休みは、どこか遠方へ行くと言うのではなく、遠方から人が来来ました。ちょっとした海外からの若い来客のホストファミリーを引き受けることになったのです。

始まる前は、我が家で大丈夫だろうかと緊張しながらでしたが、なんとか受け入れることができています。

海外からと言うと、言葉も文化も異なるのでそこが大変で楽しみでもあると思いますが、今回はノルウェーからの方なので、初めての受け入れとして、その点はちょっと安心できた部分だと思います。

来客者は様々なプログラムに参加しているので、その送迎と宿泊の提供がメインで日中は比較的いつもどおりに過ごしてはいますが、毎日その日のことを聞いたり、異国の人の立場から見た日本を知ることができるのは貴重な機会だと感じましたね。

約一週間の滞在のうち、一日は休日なのでどこかへ連れて行ってあげる日にあたるのですが、東京に近いと言うことで、浅草からアメ横、秋葉原、神宮前と観光地巡りへ繰り出しました。よくある話で東京に住んでいると東京観光へ行くことがあまりなくて、こう言う遠方から知人が来た時は行く良いきっかけになります。

浅草は普段仕事で来る場所なので、観光目当てで来たのは10年ぶりぐらいかもしれません。コロナ以前はインバウンドでものすごい人出だったと聞きますが、まだそこまで人出が戻っていないのか、休日で混んでるとはいえ、普通に歩ける程度でした。浅草は観光地としてはやっぱり素晴らしく、まち自体が日本を楽しめるようにできていると感じます。と言うのも、参道という異空間に仲見世が程よく日本を楽しめるショッピングゾーンとなっていて、浅草寺というビュースポットに至るまでの気持ちを盛り上げてくれます。門は場面転換の役割を果たしていて、潜ると世界が変わるのもいいですね。そしてお参りの後で周りには縁日が連なっていて毎日お祭りを楽しめる様になっています。そこから左足を伸ばすと下町風情を感じることもできる。お店の人々も観光客に慣れていて(当たり前ですが)場所の人、街全体で日本(江戸)を演出していると改めて感じました。

こういう機会だからこそ、普段行かないところへ行くことになるのですが、秋葉原では初めて犬カフェへ行きました。雑居ビルの一室にあり、時間制で犬と触れ合うことができる空間が用意されています。中に入ると、前払い制で予約券を買って時間まで外で潰してきます。時間になると、中に通され犬と触れ合う時の説明を受けてから、時間までくつろぐという形。カフェという名前はついていますがここの提供サービスは犬と触れ合える愉しみの時間といった形です。ただ、犬カフェの犬種が警戒心が高いらしく、必ず触れ合えるとは限らないとのこと。動物を使うビジネスで一番気を使うのは動物のストレスなので、仕方ない部分だとは思います。それでも、店員さんは自然な形でお客様と犬が触れ合えるように色々と工夫していたのが印象的でした。

犬カフェや猫カフェというサービス業態があると言うことは知っていましたが、こう言うものは実際に体験してみないと感じますね。(どうしてもこう感じてしまうのは職業病だの思うんですねどね)

秋葉原は、アニメ好きな海外からのお客様にとっては絶対に足を運びたい所みたいです。これから秋葉原へ行くと話したら目を輝かせていました。我が家へ来た海外からのお客様はちょっと若めの方だったので、日本のサブカルチャーにはやっぱり興味があるみたいです。

徐々に、海外からの観光客も戻ってきているのを感じました。海外では体験できないことを提供することは強みにはなりますが、どう言うものが海外の方に刺さるかは中々分かりにくいものですが、日本の伝統とコンテンツはものすごく強いと言うことがわかりました。