君は「ぼっち」を知っているか(落花生と原風景)

移働する診断士

 僕の生まれは千葉なので今も実家が千葉にありまして、とある理由からここ1年は日帰り帰省する機会がとても増えています。で、時間の空きを見つけては実家の周辺をランニングしているわけですが、僕の中でのランニングも仕事の一つだったります。というのも、脳内で一人会議をしているのでその時その時のミッションを次々と考えては、そのアウトプットをランニング後にしています。(というわけでこのブログ記事も今こうして書いています)

 で今日のテーマは落花生。英語ではPeaunts(スラングでは「くだらない奴ら」で、スヌーピーの漫画の題名はここから来ているらしい)。ノルウェー語ではPeanøtt(こっちはどうでもいいか・・)言わずとしれた千葉の名産です。ちなみに、この落花生という名は一度咲いた花が地に落ちてから豆ができる等ところからついたそうな。実家が千葉なので通学路には落花生畑が広がっていました。でこの時期になると落花生は収穫時期を迎え、下の写真にあるような、不思議な家みたいなものが畑のあちこちに出現するのでした。これが日常的な風景だったので日本中の畑にこれが見られると子供の頃は思っていましたが、そうではないと知ったのは大人になてからのこと。ちなみに、大学の頃に初めて実家を出たのですが、この時もなぜか落花生の産地だったので正確にいえば社会人になってからかも・・・

この家みたいなものは、名前を「ぼっち」と言って収穫した落花生を積み上げていちばんてっぺんに藁で屋根を乗せたもので、収穫した落花生を天日干しするためにあります。原風景なのでこれをみるとなんとなく落ち着きます。(自分だけかも)ちょうど今の時期は、あちこちに、収穫した落花生が干されている姿が見えます。

ところが先日ランニングしていると、見慣れたボッチの次に青いボッチが点々としていました。

屋根が藁ではなくビニールに変わっていたのですね。これも時代の流れなのでしょうか?ビニールの方が雨に強いからか?台風や豪雨が以前より増したためなのか?ビニールだから逆に群れることなないのか・・・などなど脳内会議では議論しましたが結論はです。

原風景も時代とともにこうやって少しつづ変わっていくのですねぇ。ビニールの方が機能的なんでしょうけどやっぱり藁の方が味があっていいですね。こういったところが差別化ポイントで、落花生の販売も「藁頭のぼっちで干した落花生」と付加価値がつくのではなと少し感じました。そういえばお米も天日干しをおだかけ(これも千葉弁というのは最近した知った。通常は「稲木」というらしい)したおだかけ米として高く売っているのを見たことあります。必要があって行われていたものがコスト削減・生産性向上で消えつつあって逆にそこへ付加価値を見出す。これは一つのパターンなのかも。