2023年4月より変わること(制度等)

日本は2回年が変わるタイイングがありますね。決算期が3月、12月以外の会社にとっては3回でしょうか?私が昔いた会社は海外資本と日本資本が半々だったので、会社の決算期は12末で組織は4月という感じでした。さて、日本のこの4月始まりの理由を以前調べたことがあります。春の陽気や桜が作という理由ではなくて、時(明治18年)の政府が会計上辻褄を合わせるため4月始まりし、そのまま今に至るそうです。 それから100年以上が経ち今ではすっかり春の訪れとともに、桜の時期に新しい年度が始まるのが当たり前のように感じるようになりましたね。(お国が変われば当たり前も変わるのですが・・・) このブログは4日に1回のペースで更新しているので2022年度最後の投稿になりますので、2023年4月から経営的に何が変わるのかを今日は紹介したいと思います。 大きくは以下の3点ですね。 労働基準法の改正により中小企業も法定外労働 ...

市場ってなんだ!
今週はすっかり春ですね。暖かくなってきたので日中は半袖でも少し大丈夫になってきました。 先に少しだけ宣伝。noteの方の記載も復活させました。こちらとの使い分けは試しながらですが、こちらがA面だったら向こうはB面というイメージで取り組もうと思っています。 今日の話は「市場」のこと。「いちば」ではなく「しじょう」の方ですね。事業計画を作成していると「そのビジネスの市場はなにか?その規模はどのくらいか ...

計画を作るということ(その11)デザインシートの資産
デザインシート作成も終盤に入ってきました。今回は前回考えたビジネスモデルを回す上で必要な経営資産について考えていきます。経営資産とはなんでしょうか?会社が持っている資産とも言えるものです。一般的には「ヒト・モノ・カネ」が代表的です。これらは有形資産といわれるもので、目に見える資産とも言われます。人がたくさんいて、機械装置がたくさんあって、金がたくさんあればそれだけ大きなビジネスを回すことができます ...

東京都の予算から見るこれからの流れ
今日は、所属している協会の会合でした。その場で、東京都の予算編成の話がありましたが、そのなかでこの流れを見ているとこれからどのような分野が手厚くなるのかが見えてくるという話がありました。確かに、診断士として独立してから政治・行政の動きを追う事で見えてくるものが多くあるなと感じるようになりましたね。もっとも、これを生業にしているので、常にウォッチしていかないとではありますが、会社員時代はニュースで流 ...

事業再構築補助金が第10回から変わります
2023年度の事業再構築補助金はこれまでとだいぶ内容が変わります。これまでお馴染みの再構築補助金も3月24日の第9回まで一旦終了し、4月以降に締切が来る第10回からは新しい内容となります。その概要は昨年秋口に出されていましたが、詳細情報も経産省のサイトに掲載されていますね。 ちょうどこの時期、いくつかのクライアントさんからも第9回の事業再構築について話が来ています。既に第9回で行くという事業者様も ...

計画を作るということ(その10)デザインシートのビジネスモデル
前回は提供価値をドメイン(誰に何をどの様に)から考えて来ました。 今日お話しするのはデザインシートの真ん中の部分。ビジネスモデルの部分です。提供価値を実現するための仕組みの部分、事業のエンジンとなるところです。 過去のモノ主体の時代(昭和型⁈)は、それぞれの役割ごとにこの部分は明確だったと思います。製造業なら原材料を入手して、自社内で職人さんや工員さんと機械を使って製品を製造することでした。卸 ...

計画を作るということ(その9):経営デザインシートでの提供価値
経営デザインシートを効果的に活用するうえで、しっかり検討したいのが、この価値の部分になります。このシートが尖った発想を活かすために作られましたが、その尖った発想の先にあるのが、事業がその相手に対してどういった価値を提供するか?だからです。 これを価値創造と言います。 ちなみに、内閣府の経営デザインシートのサイトにも価値創造社会へ向けてとあります。 社会・経済環境が、安定的なモノの供給が市場を牽引 ...