歌舞伎と文化と昭和
先日、初めて歌舞伎を見に行ってきました。江戸時代までは芝居といえば歌舞伎のことを指したみたいですね。寄席には足を運んだことがあるので、その中の落語や講談の話で「中村仲蔵」、「芝居の喧嘩」やあといくつか演目は忘れたのですがよく出てくるので、雰囲気はなんとなく感じていました。 よく歌舞伎と比較されるのが能なのですが、能と歌舞伎では流行った時代が数百年の開きがあり、能が武家文化で発展したため、どちらかといえば幽幻でわかりづらいもので、その前提知識がないと見ていても理解することが難しいようです。一方、歌舞伎は町人文化の中で発展していったので、一つ一つの所作が大きく場面場面もしっかりと伝わるもので初めてみても、その物語はわかりやすいですね。ただ、やはり江戸時代と現代でもだいぶと気が立っているので細かい言葉や風習、文化については一定の前提知識がないと理解しにくい部分はありました。 さて、今回歌舞伎を見 ...