コロナ後のことを考えてみよう
今日はちょっと暖かくなってきましたね。街路樹の蕾も気持ち膨らんだ感じがします。
コロナの第8波がまだ続いていますが、経済活動は比較的き続いていて、春の5類かがいよいよという感じでしょうか?日本は、花見の時期に名所では人が殺到するので、これを乗り越えたらいよいよ本格的にアフターコロナへ移行する気もしています。
アフターコロナというと、これからの社会がどうなっていくのかをちょっと考えてみるのも重要な気がしています。私たちの日常では秋以降の値上げより、ちょっとした買い物でも気になり始めています。なんとなくこの影響は昨年のロシアによるウクライナ侵攻による世界的な混乱から原油高・物価高に繋がっているという感覚はありますが、具体的にこれはどういうことなのか?とか、その先を考えるとどう動いていけばいいのかとか、そういうことを考えてこれからどう動いていけばいいのかを考えましょうということです。
製造業の方は直接影響を受けやすいのでこの辺りは敏感なのではないでしょうか?例えば自動車部品関連であれば、ガソリン車からEV社へのシフトが始まっているので、自社が製造する部品市場がどうなっていくかを考え、このまま自動車市場に残るのか、自社の強みを活かして他の市場へ進出するのかを考えていると思います。
卸売業は、今回の状況で一番厳しい立ち位置ではないでしょうか?製造業からの仕入れは上がるけど、小売店に転嫁すると他社にもってかれてしまう。また、ネット通販が主流になる中で取引先小売業自体の業績悪化など・・・。そのような中でどのように自社のバリューを出していくかが大切になります。卸売業は小売とメーカーをつなぐ重要役割があります。製造業と小売業が直接結びつく動きもありますが、卸売業独自のノウハウを活かしたサービスを行うことはできません。例えば小売店が欲しい商品構成を全て製造業と特設交渉していくことは難しいです。また、卸売業だからこそできる商品ラインナップ(その裏に取引先工場の存在がある)やきめ細かな対応をすることで、事業を継続することが可能です。小売より、製造よりどちらにも行けるともいえます。
小売業はどうでしょうか?先に書いたようにネット通販の流れはコロナが明けても戻ることはないと思います。以前は店舗で実物を見ないと買われないと言われた商品もネットで購入することが普通になってきました。アパレルがその代表例ですね。最初は若者の動きからでした。そう考えると今後はメタバースなど実物でないコンテンツに対する需要も増えていくという話も出ています。とはいえ実店舗への来店はコロナの落ち着きと共に戻ってきています。いままで、控えていた需要をうまく取り組んでいくことがまずは重要だと思います。ただ、長期的に見れば顧客の行動パターンは変わるものです。自社が取り扱う商品テーマをうまく社会にアジャストしていくことが重要ですね。
飲食業については、以前からなくなることはなく、始めやすいけど長期的に続けることが難しいと言われてきました。これは今後も変わらないと思います。飲食業はコロナでUberEatsにはじまるデリバリーやテイクアウトなどの流れが一番早かったように感じます。コロナ後に人々の行動パターンがどのように変わるかは頭の片隅に入れておくことが必要です。
簡単に、主要業種のアフターコロナを見据えたながれを書いてみましたが、要するにこれからの社会がどのように変わるかを考えることが需要です。特に大きな流れを考えるときのきっかけとしてエネルギー不足に国や社会がどう対応していくかになるような気がしています。コロナは想定外でしたが、コロナ以前からこの部分は全世界共通の課題でしたし、ロシアのウクライナ侵攻はこの対応が待ったなしなのを改めて示したと思います。