モルドバのその後
以前ここにあげたモルドバについてですが、6月3日に議会はとうとう新大統領を選出できず、4月の暴動のきっかけとなった選挙により発足した議会は無効となったそうです。
そもそも、前大統領のボロニン属する与党共産党の選挙違反疑惑(大統領が自分の身内に有利にするために様々な手を打ったと言われる)から民衆デモが起こり、前大統領は後ろ盾となっていた、ロシアを利用したりしていました。
ボロニン自身は2期大統領を続けたため、憲法上3期は続けられないのですが、プーチン同様に院政を敷くための大統領選出を計っていました。が最後は議会の自浄作用が働いて、60対61の1票差で議会解散の結果となりました。
もともとこのモルドバという国はルーマニア系の住民くモルドバ共産党も当初は親ロシア路線でしたが、経済状況から親EUに転換していました。その大小としてロシア国境付近の地域でもありロシア系住民の比率の極めて高いの分離独立運動が起こったりと、ロシアとEUの間で板挟みになっている国でもあります。
今後の出直し選挙ではこの小国の国民が幸せになる結果が出ればと思います。