南房総のいろは農園が地元ラジオに出演しました。

移働する診断士

今日は旅育ではなく、食育の話しを少し・・・
私の友人で旅仲間の田嶋君が、地元のラジオ局に出演したとの連絡が入ったので早速チェックしました。
彼は都内の食品香料業界で働いていたのですが、数年前に先に起農準備のために南房総に半移住していた奥さんに合流し、今では千葉の南端、南房総市の旧三芳村と言うところで有機農業の「安房いろは農園」を経営しています。(注 写真の住所は旧住所です)

有機農業って大変


田嶋君とは大学時代から、まちあるきや旅サークル(日本海倶楽部)を一緒にしながら色々語り合ってきましたです。
さて今回、彼が出演したの南房総の地域ラジオの南房総おんらだインという番組に地域の有機農業家としてゲスト出演ました。
番組の内容はUSTREAMにもアップされています。
最近よくスーパーでもよく目にする有機野菜。しかしそれを育てる現場の大変さは我々の想像を超えるのでしょう。通常の農家なら虫がつかない様に農薬を撒き、少品種大量生産でなんとかやって行けるそうですが、彼のところのように、徹底した有機農業では農薬はいっさい使わないので、野菜に虫がついたら一つ一つ手作業で取る。少量多品種なので自然災害でダメになった作物はあきらめるしかない。自然と闘うのではなく、共生して行く農業のなのだと感じました。

生産者が近いこと


我が家でも、この農園から野菜を購入しています。海(南房総からおそらくアクアライン)を渡って我が家に届く野菜。味は濃厚だし全ての野菜が旬のモノなので食べると体も元気になります。
ちょうど4月は野菜が育つシーズンで配達は1月休業。こういったところも自然に消費者が合わせる部分。
(田嶋家では旬でない野菜は作らないので、例えばタマネギが採れないシーズンは代用で長ネギカレーになるとか・・・余談ですが、春にノビルという野草でカレーを食べて記憶があります。これも結構いける)
いろは農園から野菜を買う様になってから、他の野菜を買う時にも(当然宅配してもらうだけでは種類も量も足りないので・・)産地や鮮度を凄く気をつける様になりました・。
また子供にとっても生産者の顔が見えるので、野菜を作ると言うことを身近に感じているみたいです。よく来た野菜についてあれこれ聞かれます。(とは言え父は野菜の知識無いから今度あった時に聞いてみてねとごまかしますが・・・)
私自身、何度か彼らの畑を見に行っているので野菜が生産されている場所を見ていると言うのは、親近感・安心感がわいてきますし、こうやって足を運ぶうちに、食を通して南房総との縁ができた感じもします。
また、南房総はそういった有機農業家が多い土地でもあるみたいです。生産者同士のネットワークとして「南房総オーガニック」という組織も昨年設立され、今まではちょっと凝った人が手にする有機野菜を本来の一般の方々へも普及してもらおうと活動されています。

まだ構想段階ですが、旅育や地域づくりと結びつけてファームツーリズムを一緒に起こしたり(こちらが一方的に思っているところではありますが)できたらなぁと感じてもいます。

もし興味がありましたら、「安房いろは農園」のサイトをのぞいてみて下さい。
彼らの今後も楽しみです!!