〜安曇野シャルソン〜Tabiiku×Cialthonのカタチ

2015-05-11移働する診断士


「いや〜、家族でもこういう楽しみ方があるんだー」
家族のそれぞれが一緒に行動しながらも、自分たちの体力やスタイルに合わせてシャルソンをうまく楽しめる。
安曇野では観光という地域文化の下地があるからこそできるのかもしれませんが、そこに街をパーティーするように走る「シャルソン」と、旅を通して子供を育むTabiikuをうまく融合できる機会を得られました。

今回はそのことをまとめてみました。
GWの最後の最後、5月11日、母の日に行われた 安曇野シャルソンに家族で参加をしてきました。
(シャルソンについてはこちらの説明を参照)

安曇野の土地は長野県松本市から北西に広がる山間の平地。その向こうには日本アルプスの山並みを堪能することができる素晴らしい土地です。
ここで行われる安曇野シャルソンは今年で3回目。なんでも主催者の篠原さんがたまたまネットで見かけた「シャルソン」(最初はシャンソンかと思ったそうですが)に反応してご当地シャルソン協会の会長へコンタクトをとったのがきっかけとか。その後、実際に世田谷シャルソンに参加して構想を練って出来上がったのが、この安曇野シャルソン。安曇野ならではの広々とした地域を使った素晴らしいパーティーに仕上がっています。通常のシャルソンでは地域内を自分の足で廻るのですが、安曇野は先ほど書いたとおりとにかく広い。だからポイントとなる地点まで車で移動してその近辺を走るというスタイルが定着しているみたいです。「行ってきまーす」と言いながら車でスタートを切るランナーたちを見送りながら僕らも車で移動です・・・

僕らも車でスタート・ゴール担っているほりでーゆー四季の郷を出発しようとしましたが、近辺の芝生の周りで遊んでいた子供達は遊び足りないみたいで、スタート地点の数キロ下にある公園まで歩いていくということに。父は車で下の公園の駐車場まで行きそこから子供達を迎えに走りました。


(木製のガードレースが山の雰囲気を引き立ててくれています。)
ここで道を間違え、一人森の中を彷徨い合流できたときには既に5kmほど走っていました。

無事に子供達を回収しスタート地点でお勧めされた蕎麦屋「大梅」へ。

「開店と同時に並ぶ」と言われたので慌てて行きましたが、すんなり入れ子供達はもりそば、大人は名物の十割そばを堪能しました。お勧めの通り、そばの味が濃厚でおいしかった。そして出る頃には既に店の外に待っている人がたくさん。後から聞いた話では、自分たちが出るときに店に到着したシャルソンランナーが注文したところで十割そばは売り切れになったそうです。


お腹もいっぱいになったところで、穂高神社のある穂高駅へ。この辺りにはレンタサイクルのお店がたくさんあります。ここで自転車を借り春の安曇野を堪能します。
自転車は母と子が使います。


父は走ります。この広々とした水田地帯を!田んぼにはちょうど水が引かれ空の雲が写っていました。安曇野に限らず日本のこの時期の田んぼの美しさは世界に誇れるものだと個人的にはいつも感じています。
自転車のいいところは、大人と子供のスピードの違いを吸収してくれること。これなら大人も子供も楽しむことができますね。しかもこんなにいい景色の中を走れます。
今回は穂高駅から大王わさび園までの往復の道を春の暖かな日差しの中を道行く地元の人々の「がんばれー」の声援を受けながら、気持ちよく走れました。

そうこうしているうちに時間はゴールの16時。まだまだ周り足りない気がしますが、日が傾きつつある安曇野の風景を見ながら車でほりでーゆーへ移動しゴール。
続々とランナー達が車から降りてゴールしていきます。安曇野はゴール地点が温泉付きなのでそのまま汗を流せるところもポイントが高いです。
と言うのも子供は家に帰るのが遅くなる場合、帰りの車で寝てしまいそのまま布団へ直行となるので、当然風呂なんぞに入れる余裕はないから先にこうやって入れられるのは嬉しいのです。

そのまま5時からゴール後のパーティーは始まります。ここでは本来のシャルソン伝統の一人一人が1日の体験をスピーチしていきます。一番面白い体験をした人が優勝です。タイムでもなく距離でもなく、体験をたたえるというところがシャルソンのいいところですね。
実は今回ファミリーで焼きもの屋さん賞というのをいただきました。いやはや嬉しいですね。


どこのシャルソンでもそうですが、面白いのはシャルソンに全く関係ない地元の人々との会話が楽しめることだったりもします。
+αで子供を連れていると、相手との距離が一気に縮まること。(これは、海外に子供を連れて旅するといつも感じるのですが)
こういうコミュニケーションを通して、子供へは色んなものを見せてあげられることで良い刺激になるし、地元の人にとっても
日常とは異なる視点で自分の住む土地を考える良い機会になるのではないでしょうか?
また、ラン(長く走る)という大人の遊びに自転車を活用することで子供も巻き込むことができる
この二つが冒頭で語ったシャルソンとTabiikuの融合ではないかなと思いました。

初遠征したシャルソンでしたが、また来年も参加したいと思える素晴らしいシャルソンでした!