士業のいるカフェ

移働する診断士

という題名で何事かと思われるかと思いますが、その名の通り士業がいる場があったらいいねとういことで、旅育やリモートやんねるでご一緒している、我楽田工房の横山さんが新しいプロジェクトを立ち上げています。これが「弁護士カフェ」という名のもので、毎回全く弁護士とは関係ないテーマの方を迎えて、弁護士相談をしない弁護士のいる場を開催し始めたところです。この場に先日お邪魔させていただきました。

以前から、この場所でもよくお伝えしていますが、士業って日常会う機会はほとんどないと思います。士業といっても数多くあるけれど、その区別も側から見るとわかりにくいし、困ったら初めて相談に行く感じなのではないでしょうか?なので、本当はもっと早くに相談できていればよかったと言うこともあると思う。あと、よく聞くのが「士業に頼むといきなりお金がかかるんじゃないか」、「相談したいけどどの士業の人に連絡とったらいいかがわからない」「そもそも何をどう相談したら良いかがわからない」って話。それだけ一般の人にとっては馴染みがないからなんですね。

でも、ふとしたきっかけで士業の方と知り合いになっていると本当はいろいろ便利なんです。なので、「そう言う場を作っておくといいよね」とことで始められたそうです。

逆に、我々士業の立場から見ても始めたの相談者は結構構えてしまいます。と言うのも、常に自分が支援できるか?して大丈夫か?をどうしても見てしまうから。一度「支援します」となると責任があるので当然本気で取り組まなければならないし、ある程度はその方の状況を知っていかなければ支援自体ができないからです。なので、どうしても繋がりがあるところの人からの紹介の方が安心して支援できると言う傾向はあります。なので、力ある士業の方は、そういった繋がりからの仕事で手一杯になるので、あまり広告宣伝をやっていないと言う話も聞きます。なので、良い士業の方ほど見つけるのが大変と言う・・・理屈にはならないでほしい(わたしがこうやってブログ書いているのでね)

さて、士業側からの感覚で言うと、都心はものすごく激戦区。士業の数も多くて探そうと思えばどこかの事務所に頼むことはできると思います。ところが、これが地方となると話は別で、士業の数が全く足りていません。私も東京を拠点していて話を聞いていると、東京は仕事の取り合いになりがちだけれど、逆に地方は足りていないために東京の士業の方が地方の案件を担当されるケースも結構あります。なので、全く士業がいない地域もあるんじゃないかと言うのが横山さんの見立てでした。

これからの時代、その辺りの格差をなくしていくことはとても重要になると思います。仕事については、いっときリモートワークへシフトしかけた(中小を中心にまた戻りつつはありますが)ので、士業の支援のスタイルもこういったものをどんどん活用していけるといいのかもしれませんね。ちょっとした相談はリモートで地方と繋ぐけど、しっかりと支援が必要になったら当地にもいくことになると言うスタイル。

冒頭の弁護士カフェの話に戻りますが、このカフェに参加して感じたのは、弁護士がいると言うだけのカフェなので堅苦しくはないし、特定のテーマを置くといろんな人が集まってきます。先日参加した会はドローンがテーマでしたので、それを目当てに来られた方も多数いました。ドローンを目当てに来たら士業に出会えると言う仕組みです。その時には相談事はなくても、ここでこうしてつながっておくと、いつか何か相談事ができた時に気軽に聞くことができますよね。

逆に言えば、士業はもっと多くの人と繋がった方がいいんだけれど自分の周りのネットワークの中に生息しています修正があるのかもしれませんね。