Tabiikuディスカッション#12:Tabiikuツアーを考えよう。〜烏山でできる旅育〜

2014-02-15移働する診断士


1月のTabiikuディスカッションは旅育(国内編)の実践として企画している旅育ツアーについて話し合いました。
「旅育ツアー」とは2年目の今年は実践の年していこうということで、その一環として国内で旅育しながら土地と縁を持とうと言うコンセプトで立ち上げたツアーのことです。(とはいえ、まだ企画段階ですが・・・)
そんな第一弾企画をディスカッションメンバーの一人である小森さんの地元、栃木県烏山を舞台に2014年3月に開催することになりました。
まずは、身内だけのツアーとなりますが、ここを起点に本格的な旅育ツアーへと発展させていければと考えています。

烏山である意味!

通常だったらまず人が訪れなさそうな土地であること。これが、京都や富士山の麓の大自然でもそれなりに良い経験を産むことは出来ると思っていますが、今回敢えて知名度が低く何も無いような(小森さん失礼・・・(笑))烏山でやるのかというと、土地の魅力を訪れた家族で感じ取ってみたいと思ったからです。
というのも、自分が旅をしていて、感動したという場面は大概名もない土地での光景や人との出会いであることが多いからです。
旧東ドイツの観光ガイドにも乗らない片田舎で子どもと触れ合った経験や、ノルウェーの名も忘れるような漁村で泊めてくれた宿の朝食時にその宿主の老婆と交わした会話など、いつまでたっても強烈に残っているからです。確かに有名な観光地で感動を共有するというのもありだと思いますが、旅育ツアーで試してみたいのは何もない贅沢から見つける感動!「じゃぁ、子連れでバックパッカーすればいい・・・」いえいえ、悲しいかなそんなに簡単に旅に出られる環境ではないのと、もうひとつ試したいのが・・地元の人々も忘れていた自分たちの住まい暮らす土地を旅人を媒体に再認識で出来る仕組みを作りたいから日本で実践していくのです。(後半部分は私の想いが相当強く入っているので、この点は今後のディスカッションでテーマにし揉んでいきたい)

烏山での旅育の形

話を烏山に戻します。
烏山の旅育物語は1件の使われなくなった「大木邸」という築100年の古民家から始まります。この古民家は50年近く前から住まなくなっていたいましたが、持ち主の方は思い入れがあったからがずっと壊さずに残していたいそうです。(その気持だけでもこの建物に対面できる身からすれば大感謝です。)そんな中、この古民家を宿として活用しようということで地元の建築関係の方がサポートし2010年頃から古民家宿としてリニューアルし今に至るそうです。この古民家、水回りは近代風にして(宿なので)いますが、昔ながらの、かまどや五右衛門風呂も残っているそうなので、機会があればこの辺りも試してみたいところです。この大木邸を中心に烏山地域を巡って行きたいと思っています。ディスカッションでは無理にイベントを作るのではなくまずは素のままの烏山を見てみようという話をしていました。(まずは自分たちで出来る冒険をしてみようということですね)

さて、旅育物語の企画はこの後も第2弾「岩手の雫石小岩井」へ続いていく予定で、こちらも水面下で少しずつ話しを進めています。こちらは、また烏山とは違った形のものになりそうです。