診断士協会の活動のこと

移働する診断士

所属している診断士協会の6月の定例会が終わりました。6月というと企業でも新しく入った方々が慣れてきて、通常の現場に配属される時期ではないでしょうか?
私のいる診断士協会でも4月に新入会員(4月に診断士登録となる方が多いので)を迎い入れて、5月に各支部の全体の会(東京の協会は6つの支部に分かれています)があって6月ぐらいから通常運行に切り替わので、新年度がようやく新年度が始まったというかんじです。

というわけで、先日の定例会でも新しく活動を広げたいと考えている方数名をお迎えしての開催となりました。いつものメンバーだと、淡々とこなしていきがちになるところですが、初めての方がいる会なのと定例会で取り扱う話題が多くなってきているので、一つ一つの話題について説明しながらの進行で、久しぶりに緊張しました。会社をやめて独立してしまうと、組織的な新しさはなく日常の変化がだんだんなくなってくるので、こういう会などでちょっとずつ人の入れ替わりがあることは刺激になっていいですね。

あまり一般の人々が知ることのない話なんですが、診断士協会が何やってるのかというと、診断士という士業の環境を良くすることと、企業が診断士を活用できる環境をよくすることが主になります。どちらも、裏を返すと診断士の活躍の場を増やすとなるのですが、活躍の場が増えるということは、多くの企業にとっては支援してもらって企業自体が良い状態になることなので、表裏一体ですね。(と、診断士である私は思うわけです)

そのために、様々な切り口から環境を良くする活動を行っています。

協会の事務周りをやっている総務や会計、広報活動をメインでやっている部、会員のために様々なイベントや支援策を企画、運営している部、地域の企業支援をメインとしている部、行政との連携を主体としている部、診断士自身が特定のテーマを研究することを支援する部など様々な部があります。(その時の時勢にあわせて変わっているみたいです)

その一つが私が所属している「国際部」というセクション。こちらでは、日本の中小企業の国際化を推進するために、それを支援できる診断士を増やす活動をしています。

私が、そもそも国際部を選んだ理由は、なにか国際に携わることをやってみたいと思ったから。これ、大学生の頃に「10年後のあなたは?」という質問で「世界中を飛び回っている」と書いていたのの途上にありますね。海外へ行こうと模索しつつも結局国内の仕事を選んでしまい全く国際的なことに関わってこれかなったのですが、診断士としてこれまでと異なる人生を思い描いたときに、「どうせやるならやりたいことをやろう」ということで、国際部を選んだのです。

入ってみると、たしかに国際部というだけあって国際経験が豊かな方がとっても多くて、毎回いろんな地域へ行かれている話や、海外の情報が耳に入ってくるのでこれまた刺激的に感じています。また、実際に海外へ視察しに行くツアーを企画したり、海外の在日機関と連携した事業を模索したりと、国際に関わること全般をおこなっています。実はコロナ直前にエストニアの電子政府を視察しに行くツアーを私が主担当で企画していたのですが、航空チケットまで抑えていたところでコロナによる渡航制限がでてしまい、中止となりました。あれから3年、ようやく渡航もできるようになってきたので、まずは近場からと今ツアー企画を練り始めています。ただ、このところの燃料費の高騰や円安でツアー料金自体がいくらのなるのかはちょっと心配なんですけどね。

そういう部なので、入りたいと来て下さる方々も海外経験豊富な方が多くて、心強く感じています。

そんなことを先日の部会で感じていました。