水辺からの東京3「川にも色々ありまして」
東京の水辺と言うともう一つが毛細血管のように都心部を流れている川があります。以前は生活に密接に絡んだ水辺が、膨張する都市に飲み込まれて行った結果がここにあります。そんな川を今回は紹介します。 ご存知神田川。お茶の水付近。まだまだ存在感がある川ですね。中央線でお茶の水から四谷付近までこの川が平行に流れています。水上ボートや業務船がたまにいます。また潮の干満の影響を強く受ける川で時間帯によって水位が大 ...
水辺からの東京2
建築塾の水辺ツアーの後編です。 昔はどのくらい東京が海と接していたかというと、今の日比谷公園あたりが入り江になっていて、旧東海道がちょうど海岸線にあたったそうです。 江戸時代には江戸城からホエールウォッチングができたという記録もあり、今の東京の東南はほとんどそれ以降に埋め立てられた土地になります。 そういえば、私が子供の頃はまだ夢の島が出来立てで、お台場や新木場のあたりはなかったんじゃないかな? ...
水辺からの東京
水辺から東京を観る機会に恵まれました。 浅草橋から屋形船に乗って隅田川を北上、南千住から荒川へ移り、川を下り舞浜の葛西の河口から東京湾へ。台場〜浜離宮〜隅田川と一周の旅をして来ました。 南千住から荒川を下っているところ。河川敷では人々がスポーツをしたりつりをしたり休んでいたりと楽しんでいます。この様な景色が延々と河口まで続きます。 東京湾のターミナル。キリンと言われるクレーンで船の荷下ろしが行われ ...
セルフビルド
セルフビルドという言葉があります。そのことばのとおり自分たちで建物を建てる・・・ 要は、建築屋に頼むのではなくて、日曜大工の延長できちんと日常的に使える建物を たててしまう事。(当然建築法の適用地ではルールに従う事になるので、通常は 建築法が適用にならない山奥なんかになるそうですが・・・ 終戦直後のバラック小屋なんかは、まさにセルフビルドなんでしょうね。 (当時は建築法もあったのでしょうか?整備さ ...
モルドバのその後
以前ここにあげたモルドバについてですが、6月3日に議会はとうとう新大統領を選出できず、4月の暴動のきっかけとなった選挙により発足した議会は無効となったそうです。 そもそも、前大統領のボロニン属する与党共産党の選挙違反疑惑(大統領が自分の身内に有利にするために様々な手を打ったと言われる)から民衆デモが起こり、前大統領は後ろ盾となっていた、ロシアを利用したりしていました。 ボロニン自身は2期大統領を続 ...
屋根の形からの文化論「日本の集合住宅」
屋根には民族のアイデンティティーがよく現れると言います。多摩は建て売りの集合住宅が多いのですがこちらもふと観ると屋根が瓦になっています。おそらくこの瓦は一戸建てと同じものを使用していると思うのですが、こういったこだわりが昭和の末から現れ始めています。 団地というとコンクリートの箱形というイメージがありますが、これらは階層型の長屋と言った所でしょうか。 ちなみに瓦は戦国時代頃から京都を中心に始まった ...