
スタートアップと融資
創業融資の相談を受けている場所柄か、スタートアップ企業からのご相談を受ける機会が結構あります。国の施策の方でも今後は日本初のスタートアップを増やしていきたいとその支援のために予算を振り向けたりしています。 しかし、金融機関からの融資となると、まだまだスタートアップ企業が活用するには難易度が高いと感じます。特に、創業期に融資を受けたいという相談が多いのですが、金融機関からの融資の場合は保証の問題があ ...

創業のタイミング
融資相談窓口でのこと、週に一回一日に数名の事業者の方から相談を受けるのですが、そこが融資の相談も受けている関係で、やはり数の多いのは融資相談になります。その中でも最近数が増えてきたと思うのが、創業融資を受けたいというもの。 通常の融資では、何を持って融資可否を判断するのかというと、会社の決算書になるのですが、創業の場合はまだスタート地点。なので会社の決算書は存在しません。そこで、その事業者の方が何 ...

診断士をもっと身近に
中小企業診断士は士業と言われる仕事ですが、名前は知っているけれど何をやっているか知られていないということが結構有名。それは、我々診断士自身がすごく感じています。仲間内での飲み会でもよくそんな話が出てくるくらいですからね。 じゃぁ何やっているのかと言うと、経営者のさまざまな相談事にのり、解決のために伴走することをしています。診断士で検索するといろんな方のサイトが見つかりますが、大体、創業、事業計画、 ...

利益は全てを好転させる
よく融資相談で、「どのくらい借りられますか?」って聞かれることがあります。 こう聞かれると、「本当に必要なのはどのくらいですか?」と聞き返しています。融資の相談に来る時点で何かしら必要があってくるので、そこの目安をどう考えているのを知りたいからです。 一番ブレないのは、設備に対する融資ですね。この場合は、見積書が必要になるので自ずと必要な資金額は決まってきます。もちろん、その設備導入にまつわる諸々 ...

中小企業白書2023の概要案が出ています。その4
白書斜め読みの最終回です。今回のテーマは、中小企業白書、小規模事業白書の両方に関わる共通基盤についてとなっています。共通基盤という言葉が少しわかりにくいのですが、要するにこれらの事業者を支援していく外部機関のことで、国、自治体、各種支援機関(この中には中小企業診断士も含まれる)がどの様に支援していくかを指しています。 今回は3つのトピックに焦点を合わせています。 価格転嫁:取引適正化 デジタル化 ...

中小企業白書2023の概要案が出ています。その3
前回からの続きですが、続いてのテーマは、「地域の持続的発展を支える事業者(地域課題解決等)」となっています。 こちらは、小規模事業者白書でまとめられていくものですね。なぜ小規模事業者がターゲットになっているのかというと、ここで指す地域と言うのが、人口密度の低い地域で、そういったところの担い手となっているのが、小規模事業者だからです。地域に根ざした事業者という見方ですね。これらの企業はヒトモノカネと ...